TSMCの3nm工場がついに稼働!
ついに…。
TSMCの3nmプロセスルールの製造ラインが動き出すようです。
Apple Silicon、特にMac用のMチップでみると分かりやすいのですが、「M1世代」は5nmプロセスルールで製造され、次世代となる「M2」のアーキテクチャが注目されました。
「4nm?」「3nm?」と噂されてきた中で、実際は「5nm」の据え置き(もちろん改良型ではあるが…)。
ここで再度、
「M2 Pro/Max」は3nmで来るのでは?」
という噂が駆け巡ります。
本ブログでは、この「M2 Pro/Maxの3nm説」には「NO」という考え方をとってきました。
「M1世代」で、各世代ごとのチップ構成は、
「M1(ベースとなるチップ)ほ基に性能を向上させてPro、Maxという高性能チップを製造し、更にそれを2個分、4個分と組み合わせる形でシリーズを構成する」
という、Appleの考え方が見えたからです。
つまり、
「世代ごとのアーキテクチャは同一である」
ということが基本前提になっているのだと考えます。
この考え方に基づく限り、「M2」と「M2 Pro/Max」が、異なるプロセスで製造されることはないのでは…と、現在も考えています。
効率もコスパも悪いですし、何より理論的な整合性を考えると…。
そして…。
29日〜TSMCの3nm製造ラインが稼働するようなのですが、早速様々な噂が交錯しているようです。
「M2 Pro/Max」搭載だったら「何でもありの」世界に
記事によると、
将来的にA17 BionicやM3を製造すると噂のTSMCの3nmプロセスについて、同社は12月29日から製造ラインを稼働させ半導体の量産を開始するとIT之家が報じた
BGRが、M2 ProとM2 MaxはTSMCの3nmプロセスで製造、新型MacBook Proに搭載される可能性があると伝えた
ということです。
ついにこの年末から動き始めるのですね。
この情報を基に、BGRはすぐさま「新型MacBook ProのM2 Pro/Maxは3nm」と食いついております。
これ、かなり無理があるのでは?
IT之家は、「将来的にA17 BionicやM3を製造…」とぼやかした書き方になっています。
つまり、ラインは動き出すものの、すぐさまApple Siliconのような難易度が高く、それを大量製造しなくてはならないような部品をつくり始めるのではない…ということを示唆してるのではないでしょうか?
Appleにしても、多少の試作はしているかもしれませんが、新ラインでいきなりメイン機種のチップを製造させるような賭けに出ますかね?
私はないと考えます。
また、意外に筋を通してくるAppleであれば、
〇M2シリーズは5nmで通す
〇3nmプロセスは「A17Bionic」から
という路線は崩さないのではないでしょうか?
チップの基本はAチップ。
そのグラフィック強化版がM1チップ
それらを更に強化させたものがPro/Max、Ultra、Extreme…。
我々ユーザーからすると、これらの規則性があるからこそ安心してAppleのラインナップを眺め、購入を検討することができるのです。
もし今回、M2世代の中で異なるアーキテクチャを導入するとなると、もはやAppleの理念は崩壊。
何でもありの世界に突入してしまうことになるでしょう。
M3は2023年の暮れ?
あくまでもこれまでのAppleの流儀で考えれば…。
〇2023年3月→5nmプロセス M2 Pro/Max搭載MacBook Pro投入
(先日頓挫の除法が流れたM2ベースのUltra、ExtremeがWWDCで来るのか注目)
〇2023年9月→A17Bionicで3nmのお披露目
〇2023年11〜12月→3nmM3搭載 MacBook Air投入
〇2024年中→3nmプロセス M3 Pro/Max搭載 MacBook Pro投入
あたりか?
ただ、Appleとしても早めに3nmへと移行したいでしょうから、M3ベースのMac投入時期は意図的に早くなるかもしれませんね。
特に「M3 Pro/Max」投入時期は18ヶ月を待たずに訪れるかも…。
などと…。
速くも妄想が爆発しております!
2023年も、Apple関連の妄想が止まりそうにありません。