iPhone15は「48MP」カメラで生き残りを賭ける?
iPhone15シリーズ最大の誤算、それは「無印」、特に「Plus」が全く売れていないことでしょう。
何でも、2年前の登場後間もなくディスコンが決定したと噂される「mini」より売れていないとか…。
現段階では、
「iPhone15 Plusは生き残れるのか?」
ということについて話題になっているくらいです。
「Plusをやめてminiを復活させる」「Plusをやめて無印は6.1インチに絞る」「もはやPlusのディスコンは間に合わないのでそのまま」等、実に様々な噂が聞こえてきます。
まあ現実的に考えると、Appleが「2年単位」で描いているiPhoneのロードマップそのものを書き換える…ということはさすがに現実的ではないと考えますので、当然ラインナップ的には14シリーズと同様の展開となるでしょう。
しかし、このままでは15シリーズの「無印」は14シリーズ以上に見向きもされない運命を背負う可能性さえあります。
そんな中…。
iPhone15シリーズの仕様に関する記事が来ています。
これで売れるのか?
カメラだけでは「激弱」!
記事によると、
Haitong International Securitiesのアナリスト、ジェフ・プー氏が、iPhone15シリーズとiPhone15 Proシリーズのスペックと発売日に関する予想を伝えた
ということです。
「Pro」に関しては、「3nm A17Bionic」「チタニウム筐体」「感圧式ボタン」「Ultra(Max)のみペリスコープレンズ」等の情報であり、真新しいものは無し…。
そして、問題の「無印」は…。
主立った記載では「48MPカメラ」くらいなんですよね…。
記事にはありませんが、もちろん「DynamicIsland」は搭載されそうですので、見た目は「Pro」と同じになるでしょうが…。
ただ、この48MPはRAW撮影の限定されたもので、そのデータの重さから連写性能は大幅に落ちるなど、一般的なスマホカメラの要素からかけ離れたものです。
iPhoneのRAWを利用するなら一眼で撮影してPC現像を考えた方が快適ですので、私はナンセンスだと考えています。「快適性」というスマホカメラのよさを消してしまう機能ですので…。
だとすれば、「iPhone15/15 Plus」の魅力とはなんぞや?…という根本に立ち帰ってしまうわけで…。
購入のモチベーション増加という観点からすると「激弱」だと考えますがどうでしょう?
USB-C? A17Bionic?
希望を抱くとすれば、「USB-C」「A17Bionic」でしょうか?
双方とも当然「Pro」には搭載されるであろうものです。
これが「無印」に来るのであれば、状況の打開ができるかもしれません。
ただ…。
iPhone14シリーズから、無印にはチップ、ディスプレイのデザインともに一世代前のものをそのまま踏襲して搭載しました。
この流れを「15」で修正したなら、「14」購入者から大きなブーイングが来るでしょうし、Appleという企業の信頼にも関わってくると考えます。
まあ、「USB-C」についてはEU問題もあって搭載してくる可能性はありますが、チップについてはどうでしょう?
次のモデルでは「価格下げが必須」という意見もある中ですので、私は現行の「A16Bionic」を搭載するのではないかと考えます。
その上で価格を「100ドル下げる」とか…。
さて、「USB-C」と価格下げという「餌」で、ユーザーを呼び戻すことはできるのか?
「USB-C」についての要望は非常に強いものがありましたので、ひとつの契機にはなるかな?
でも、「不人気」という烙印を押された14・15の無印を好んで買いたくないという感情が生まれていないか、心配になります。