MAZDAの「変態性」が魅力的に見えてしまう件について…
MAZDA「CX-60」を契約し、2月初旬の納車を待っている段階です。
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この「CX-60」、カーボンニュートラルを突きつけられている自動車業界においては、全く真逆の思考で設計・製造されていることに注目が集まりました。
このご時世に「直6ディーゼルエンジン」。
マイルドハイブリッド車ということになっておりますが、完全に「直6」と「ディーゼルエンジン」を楽しむための車です。
しかも、それを全くの新設計からつくり、今後のラージ商品群に搭載する…ということで、普通に考えれば、
「MAZDA大丈夫か?」
と感じてしまいます。
しかし、このCX-60は、3.3Lの大排気量エンジン、2トン近い車重にも関わらず、その燃費性能はピカイチのようで…。
MAZDAはあくまでも「MAZDA流」の環境保全を考えていく…ということなのでしょう。
そして…。
この度、MAZDAが更なる「変態性」を発揮しています。
「ロータリーエンジン」搭載の新型投入です!
「発電用」というところがキモ
記事によると、
マツダは1月13日、ロータリーエンジンを発電機として使用するプラグインハイブリッドモデル「MX-30 e-SKYACTIV R-EV(エムエックス サーティー イースカイアクティブ アールイーブイ)」をブリュッセルモーターショーで初公開した
ということです。
この新型「MX-30」は、PHEV車。
バッテリーEVとして「85㎞」の走行距離を担保しながら、MAZDAの象徴とも言える「ロータリーエンジン」を「発電用」という活用する…という超変則活用をしてきています。
ロータリーエンジンを搭載しながらも、あくまで走行の全てをモーターで行う…ということなのです。
一般車用としては限界があるロータリーエンジンですが、その燃焼効率性を「発電用」として活かす…。
日産の「e-POWER」のロータリーエンジン版…になるのでしょうか?
「CX-60」でも感じた斜め上に向かうようなMAZDAの戦略が、個人的には非常に好みです。
お利口さんな車ばかりを製造する大手さんと、ある意味意図的に差別化を図っているようで、その野心には心躍りますね。
MAZDAの描く未来とは?
MAZDAの「2%戦略」というものがあるそうです。
世界のシェアで多くを望まず、「2%」でいい…ということのようです。
多くの人にこびるのではなく、あくまでも「走り」にこだわったMAZDA流を貫こうとする姿勢、私は好感がもてます。
是非とも、10年後、20年後に、このMAZDAの思想が世界で一定の指示をされていることを願います。
どんな業種においても、頑固に思いを貫く無骨な企業があるからこそ王道も光る…というもの。
早くCX-60が届いて、その「変態性」を味わいたい…。
今回の「e-SKYACTIV R-EV」の報道を見聞きし、そんな思いが広がった次第です。