MacBook Pro16インチの「M2 Max」だけクロック周波数が上げられている?
M2 Pro/Maxが搭載された新型MacBook Pro/Mac miniが登場します。
これまでに登場したベンチマークスコアを見ると、実に堅調な(というか、期待をやや上回るほどの)性能アップがなされていました。
3nmプロセスにはならなかった…ということで残念に感じる部分もありますが、まあこれだけの性能アップが見られるのであれば、不満は少ないでしょう。
このように確実な成長を遂げたM2 Pro/Maxですが、その中でも16インチ搭載のM2 Maxのみ若干性能がアップしている…という記事が来ています。
クロック周波数が上げられている模様
記事によると、
MacBook Pro (2023)はMacBook Pro (16インチ, 2023)のApple M2 Maxチップのみクロック周波数が上げられているもよう
ということのことです。
上のように、14インチと16インチに搭載されているM2 Maxを比べると、周波数が「200MHz弱」ほどアップしているのが分かりますね。
それに伴ってCPU性能も、シングル、マルチスコアともに若干向上しているのが分かります。
他のApple Siliconとの比較がこちら。
M2 Proはもちろん、14インチに搭載されたM2 Maxと比べても、16インチ用のM2 Maxが若干のリードを確保しています。
16インチモデルは筐体が大きい分、冷却性能に余裕があるのでしょうか?
もしかすると、冷却ファンが14インチもよりも大きいとか、筐体内の空間が広いことが冷却性能向上に役立っているとか…といったメリットが存在するのかもしれません。
高出力モードも継続
また、「16インチモデル」というと、M1 Maxのときも「高出力モード (High Power Mode)」が話題になりました。
冷却ファンを通常より高速回転させて冷却能力を上げる…という裏技的な機能ですが、こちらもM2 Maxで継続して搭載されるようですね。
まあ、高出力モードにしても殆ど性能に変化がない…ということで話題になっていた機能ですので、今回も過度な期待は禁物だとは思われますが…。
マイナーアップデートということで、劇的な変化は望めないのかもしれませんが、それでも色々と期待してしまうのがAppleデバイスのおもしろいところでもあります。
私もM2 Pro(10Core)搭載14インチProが到着したら、色々と試してみたいと思っています。