「iMac 24インチ」の登場は「M3」までなし?
後継機が待たれていた「Mac mini」についに「M2」「M2 Pro」が搭載され、
「コスパで考えれば一推しはMac miniなのでは?」
という声も上がっています。
ラップトップに縛られておらず、ディスプレイやキーボード等の初期投資が済んでいるユーザーならば、その考え方もありでしょう。「M2 Pro」搭載機なんて素晴らしいバランスですよね。
さて、Mac miniが片付いたとなると、次に目立ってくるのが「24インチiMac」です。
M1のまま取り残されて…という感が否めませんね。
Intel Mac時代には、27インチiMacがデスクトップMacのパワーの象徴でした。
まあ、ディスプレイ一体型ということで、独自の世界を築いていた感がありましたが、考え方次第ではコスパも良好…と捉えられないこともないわけで(私なんかはディスプレイ非搭載でMac miniよりも高性能のデスクトップMacを欲していましたが…)。
しかし、現状は「M1搭載」「24インチ」のiMacということで、完全にエントリーユーザー向けの使用となっています。
そんな中…。
リニューアルはしばらくお預けなのでは…という記事が来ています。
iMacよ、どこへ行く?
記事によると、
Bloombergの著名記者であるMark Gurman氏がニュースレター「Power On」の最新版で、Appleの「iMac 24インチ」は2021年4月に発売され、もうすぐ発売から丸2年を迎えるが、次期モデルは早くても2023年後半まで登場しないようだ
と明らかにしたということです。
この「2023年後半」という時期は完全に「M3」の登場時期を考慮していますね。
恐らくは、2023年9月、iPhone15 Proに搭載されるA17Bionicが、Apple初の「3nmプロセスルール」ということになるでしょう。
その後順次Mac用のMチップも3nmへと移行していくでしょうから、それまでは24インチiMacの後継機は出ない=M2の世代はスキップされる…ということになるのでしょう。
Mac miniも遅ればせながらM2世代を搭載したわけですので、Apple内のヒエラルキーとしては、24インチiMacの優先順位が最下層…ということになるのでしょう。
思えば、昨年度々噂になっていた「iMac Pro」の計画も頓挫したという噂が流れ、AppleのiMacに対する考え方が見えない時期が続きました。
そして今回のM2見送り…。
個人的には、
「もうAppleは高性能iMacを諦めたのでは?」
と考えます。
高性能デスクトップMacは「新型Mac Pro」「Mac Studio」に任せ、当然メインを「M2 Pro/Max搭載MacBook Pro」とする…。
この「M2 Pro/Max MacBook」を所有するユーザーであれは、当然クラムシェルモードを使用してデスクトップ的な活用も視野に入れているでしょうし、現行MacBook Proであれば、
「ラップトップ機だから性能に不安がある」
ということを微塵も考えずに運用できます。
「だったらiMacはいらないのでは?」
とAppleが考えても何ら疑問はないかと…。
本当にこのまま消え去ってしまうのでしょうか?
iMacよ、どこへ行く?