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Appleは端末販売台数の減少を覚悟している?〜TSMCへの発注数が減少〜

Appleは端末販売台数の減少を覚悟している?

 昨年のApple10〜12月決算の発表前に、
「次期四半期決算は落ち込みが予想される…」
とCEO自らが語ったのは印象的でした。

 前年度の売上に貢献した「M1 Pro/Max搭載 MacBook Pro」に換わる新型Macの発表がないこと、iPhone14の製造が不安定だったこと等を織り込んでの見込みだったと思われます。

 実際に発表された業績は思ったほど悪くなかったのでは…と思いましたが、iPhone登場以来のAppleの破竹の勢いを考えると、「Apple神話」そのものを捉え直す次期に来ているのかもしれません。そもそも「スマートホン」の市場自体の伸びが期待できない状況ですので、伸び代をどこに求めるのか…という議論になるのかもしれませんね。

 

 そんな中…。
 AppleのTSMCへの発注が減少している…という記事が来ています。

 ということは、端末の製造・販売の「減」を見込んでいるのか?

 

端末高額化の動きと関係ある?

 記事によると、

中国のソーシャルメディアWeiboのユーザー@手机晶片达人(モバイルチップマスター)によれば、AppleはTSMCへの発注数をシリコンウェハー最大120,000枚減らしたとのことで、ウェハーの種類にはN7、N5、N4、そしてN3ノードが含まれる

ということです。

 

 ただし、この情報から読み取れないことも多数あることは事実です。

 まずもって、Appleの発注が減るのがどのプロセスのチップなのかということです。
 2023年は「3nmプロセスルール」突入が確実視される年であり、減らされるのが最先端の「3nm」チップであれば、それは即最新のiPhone15シリーズやM3搭載Macの製造数減へと繫がります。

 しかし、Appleの基幹となるフラッグシップiPhone、Macにおける製造数減はAppleの企業力低下に直結することもあり、考えられないのではないでしょうか?
 だとすると、例えばiPhoneSEシリーズ等の廉価版端末に用いるチップとか?

 折しも今年に入り、「iPhoneSE4」の開発中止が取り沙汰されるなど、
「廉価版の扱いを減らし高額機の売上に注力する」
という動きが見られることも事実。


 加えて、iPhone15 Proの価格を戦略的に引き上げる…という絶望的な情報も飛び交っています。

 

 量より利ざやを上げることを選択するのか?

 それとも、単純に端末が売れないことを想定しているのか?

 現状で考えると「前者」の確率が高いように思われます。これがTSMCとの蜜月の関係性に影響しなければいいのですが…。

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