冬季用装備の快適度は？
CX-60「XD-HYBRID Exclusive Sports」を購入しましてレビューを継続しております。
これまでのレビューはこちらからご覧下さい。
https://www.oyazi.site/archive/category/CX-60
これまでは、２月という冬期間の納車となったことで、雪道での走行に関するレビューを何回かさせていただいております。
以前に乗っていた車が雪道の王者SUBARUのインプレッサということがあって、「不満が出たらどうしよう？」とも考えていたのですが、それは杞憂に終わっています。4WD自体のシステムも、挙動の安定性においても全く問題なし。というか、インプレッサ以上の安心感を得られているかも…。
また、気になっていた冬期間の「i-ACTIVSENSE」もそこそこ効くことが判明。ごく普通に雪が降っている程度では割としっかりとセンサーが働いていることが分かって一安心です。もちろん吹雪の時などには機能不全に陥るわけですが、機械に頼りすぎずあくまでも最終的には人間が判断する…ということを意識できるという意味においてはむしろ好都合かも…。
もうひとつ気になっていた「ディーゼル車の暖機問題」もそれほど深刻なものではないことが判明。一度運転し始めるとガソリン車よりも暖まりが早い印象であり、CX-60においては排気量の大きさからか暖房の暖まり方がインプレッサとは比較にならないくらい優れていることも分かりました。こちらも全く不満無し。
今回は、これらに加えて有り難い冬用の機能となる「デフォッガー」「ヒート機能」に関してお伝えします。
雪国でも安心安全なCX-60
CX-60には、「ウインドウ・ミラー系」「シート・ステアリング系」の冬用機能が備わっています。
「ウインドウ系・ミラー」としては、リアウインドーデフォッガー、ミラーデフォッガー 、ウインドーワイパーデアイサーの３つが「連動して」機能するのが強みです。
つまり、リアウインドーデフォッガーをONにすると、サイドミラーとフロントウインドウの曇り取りを同時に行ってくれるということ。
フロントウインドウに関しては、以下のような場所に熱線が入っているようです。
実際に使用してみての感想としては…。
リアウインドーデフォッガーとミラーデフォッガー に関しては即効果が分かるのですが、ウインドーワイパーデアイサーに関しては微妙でした。走行中はフロントウインドウに常に寒風があたっているわけで、効果が見えづらいのかもしれませんが、もうひと頑張りしてくれると有り難いです。
「シート・ステアリング系」に関しては、特にステアリングヒーターが有り難い。冬季中は多少車内が暖まっていてもステアリングは冷え冷えとしています。そんなときにステアリングヒーターのスイッチをONにすると、瞬時に暖かさが伝わってきます。
もう少し温めてくれる範囲が広いと更に嬉しいのですが、まあよしとしましょう。
逆に、シートヒーターは不自然に下半身が温まるような気がしてして使用しておりません。普段からUNIQLOの暖パンを履くなど対策していることもありますが、どうも自然な暖まり方とは異なるため、違和感があるのです。もちろん個人的な感覚ですが…。
ただ、冷え性の方にとっては非常に有り難い機能になるのでしょうね。
あっ、夏場のヒートベンチレーションは全面的にお世話になりそうな予感です。
総じて…。
CX-60の雪国対応度は非常に優秀だと感じます。走り・安全性、快適性の両面において、不満無し。
寒さ、降雪を乗り越え、むしろ楽しさに変えてしまうような魔法がかかっているかのような印象です。
