カスタム/CUSTOM/でいこう😎

50おやじが,お気に入りについて気ままにつぶやくページです。

「CX-60」のある生活【17】〜座るだけで幸福感! 硬めのナッパレザーシートは腰痛持ちの味方〜

CX-60のレザーシートは座るだけで幸福感を味わえる

 CX-60「XD-HYBRID Exclusive Sports」を購入しましてレビューを継続しております。 

 これまでのレビューはこちらからご覧下さい。 

https://www.oyazi.site/archive/category/CX-60

 さて、今回はシートのお話です。

 CX-60「XD-HYBRID Exclusive Sports」のシートは、黒のナッパレザーシート。私にとっては初のレザーシートになります。


 これまでのレザーシートに対する勝手な印象としては(座ったこともありませんでしたので妄想ですが)、「硬くてゴワゴワ、しなやかさに欠ける」という思いが強かったのですが、その思い込みは座って一瞬にして無くなりました。

 張りがありながらも適度なしなやかさを備えている…。そんな印象。むしろ「硬さ」のメリットしか感じておりません。

 

MAZDAのシートに対する思想

 MAZDAという会社のシートに対する考え方としては、「骨盤を立てる」ということがよく言われるようです。「人馬一体」というMAZDAのドライビング思想を実現するためには、クルマを自分の身体の一部のように扱うことが重要…という考え方であり、そのためには「骨盤を立てる」ことが必要だというのです。

 

 そのため、「硬めで背骨のS字カーブをしっかりと保持できるシート」を目指しているとのこと。CX-60のシートも正にそのような造りになっています。

 レビューを観ると、「シート、シートポジションが素晴らしい」という意見が大半ですが、「硬すぎる」という意見も…。このあたりが、CX-60を好意的に受け止めるか否かの分かれ目にも思いますが、快適性のみを追求するのか、あくまでも運転の楽しさを追求するのかの違いです。

 CX-60を酷評する評論家さん達は、恐らくCX-60を「スポーツSUV」として見ていないのではないでしょうか?
 ジャンルというか、クルマそのものの考え方が異なるわけです。実際、一般の方々からは「評論家達が悪く言う原因が分からない…」という戸惑いの声が多く寄せられるのも事実。大型の高級SUVでも、BMWのようなスポーツ志向のクルマもあるわけで、CX-60は明らかにそちら寄りのクルマです。そちらが好みのドライバーからすると、日本で一般的に好まれる快適性重視のクルマの足は「ふにゃふにゃしていて心許ない面もある」となるでしょう。それぞれの個性を否定していては本当のクルマのよさは見えてきません。

 

 CX-60のシートに座ると、MAZDAの思想が見えてきます。これに賛同するのであれば喜んで乗るでしょうし、あくまでも快適性を重視したいのであれば、他メーカーのクルマにすればいいのです。ただそれだけ。

 少なくても私はCX-60のシートに座るだけで高揚感を感じ取れます。
 しっかりと身体を保持してくれる上にコーナー等での横揺れにもしっかりと対応してくれます。また、若干硬めということで、腰痛持ちの私からすると完璧な乗り心地。
 実際、ファブリック素材だったインプレッサでは乗り込んですぐに腰に痛みを感じていたものが、CX-60では何時間でも乗り続けることができます。これには本当に驚きました。

 もちろん、これまでよりも車高が高いというドライビングポジションの違いもあるでしょうが、「骨盤を立てる」ということを意識すると結構しっかり腰が曲がる状態となり、軽く腰掛けているようなポジションにはなりません。それでも腰が痛くならないのですから驚きです。

 MAZDAのシートは最高!…という声が上がるのも納得の出来です。

 

インテリアのひとつとしても…

 ただ、現在の「これ」というポジションに辿り着くまでには2週間ほどかかりました。車高の高いクルマは久しぶりだったため(数十年前に三菱のRVRに乗っていました)、乗り込む度に好みのポジションが変わっていく結果に…。

 そして、ようやく現在の最高のポジションを見付けました。それ以降は全くシート位置をいじっていませんし、腰の痛みもありません。インプレッサであれば1時間も続けて乗りたくない状態でしたが、CX-60であればどこまでも…という感じです!

 

 さて、私に最高のドライビングポジションを与えてくれたCX-60のシートですが、もちろん、魅力はそれだけではありません。

 革の高い質感は見ても触っても幸福感を与えてくれます。
 また、「 Exclusive Sports」の黒で統一された室内空間とも絶妙にマッチ。タンカラー、ホワイトにしないで、私としては正解でした。

 シートとインパネの質感の高さは、クルマを通り越して「室内のインテリア」としてみても一級品と感じます。その空間にいるだけでも幸せ…という気分にさせてくれるのです。

 

 CX-60…。
 車格が大きくなっても、ある程度リッチな乗り味になっても、「スポーツ」という感覚を忘れたくない…と感じる方には最適なクルマだと思います。

 快適性第一主義の方は避けた方がいいかもしれませんが、以前はMT車に乗っていて結構攻めた走りをしていた…なんていうドライバーにとっては、非常にバランスのいいクルマに仕上がっているとお薦めできます。

 MAZDAの思想に賛同できるか否か…。
 よくよくお考えの上で試乗なさってみてはいかがですか?

スポンサーリンク