Appleは「Touch ID内蔵ディスプレー」をまだ諦めていない？
数年前までのiPhone新機能の焦点の一つといえば、「Touch ID内蔵ディスプレー」でした。
「Face ID」の有効性にこだわるAppleでしたが、元々使いづらい面があることがあったのに加え、世界的なコロナのパンデミックによるマスク問題もあって、「Touch ID」の有効性が再認識されることになったわけです。
確かにセキュリティーの面ではFace IDの方が高いのかもしれませんが、使い勝手を加味するとTouch IDの方が便利と感じるシチュエーションも多いわけで、個人的にも、
「ハイブリッド方式が望ましい」
と今でも感じています。
Appleとすれば、マスク装着でもFace ID解除ができるようなアップデートを行うなどして対応し、「今後はFace ID一本で行く！」という見方がされているわけですが、新たにTouch ID内蔵ディスプレーに関する新たな特許を取得したという記事が来ています。
Face ID・インカメ埋め込みがうまくいかないようであれば…
記事によると、
Appleが、iPhoneに搭載可能な画面下埋込み型Touch ID（画面内指紋認証Touch ID）の特許を取得した
ということです。
この度新たなTouch ID内蔵ディスプレー用の特許が申請されたということで、実装の可否は置いておくとしても、Apple自身が開発を継続させていることが明らかになった格好です。
Appleはこれまでも様々な方式によるTouch ID内蔵ディスプレー用特許を申請していますが、今回は「指紋認証に短波長赤外線を用い、反射光によって指紋を読み取る仕組み」ということです。
折しも先日、これまで「2024年」とされていた「ディスプレイ下埋め込みFace ID」の搭載が「2025年以降」になるのでは…という記事を紹介したばかり。
この「埋め込みセンサーの精度」に関する問題は、これまでもGalaxyを悩ませ続けていることであり、もしかすると相当にハードルが高い事柄なのかもしれません。
だとすれば…。Appleが納得のいく「埋め込み」が実現しなかった場合に、「Touch ID」が再注目されることがあるかもしれません。
個人的にはむしろそちらの方が有り難いのですが…。
さて、今後の動向に注目ですね！
