未来のスマホの姿とは?
現在のスマホを見ると、そのアイデアも大方枯渇し、極小さなブラッシュアップを毎年積み上げている…という段階に移行しています。「次のブレイクスルーを待っている…」という状況のようにも見えますね。
このような状況になると、「次」はどのようになるのか…ということが気になって来ます。
これまでも、
「スマホからスマートグラスのようなより小さな端末に移っていく」
「折りたたみスマホはニッチな存在であり続ける」
「しばらくは現状のスマホの携帯が続く」
等、様々な情報を見聞きしては来ましたが、この度、複数の識者に今後のスマホの動向を質問したという記事を見かけました。
「スマートグラス化」は本当に進むのか?
記事によると、
これからのスマートフォンの動向について、テクノロジー雑誌Wiredが重要人物に質問を投げかけている
ということです。
トニー・ファデル氏
・情報の伝達において暗号化がキーとなり、チップ間や出入力間でのやり取りか中心となる
・折りたたみスマホはニッチであり続ける
・よりすぐれたディスプレイ技術が登場する
アヤ・ブディール氏
・端末の分散化が進み、スマートウォッチ、スマートグラス等のウエラブル型デバイスへと移行する
・人々が携帯電話を持たなくなる日が来る
アンシェル・サグ氏
・大半のスマホが折りたたみ式になる
カイル・ウィーンズ氏
・アップグレード可能なモジュラー方式になっていく
以上が識者の返答になります。
「折りたたみスマホ」に関しては、ファデル氏とサグ氏で意見が真っ向から異なっているのが興味深いですね。
また、個人的におもしろい…と感じたのが、「モジュラー方式」という考え方です。自分の変更したい部分のみ買い換えていく…という考え方は、端末を唯一無二のものに作りかえていけるという創造性もかき立てますし、毎年全てを買い換えるよりも環境に優しいのは明らかです。
そして…。
今後に向けての最大の関心事は、
「スマートグラスへの移行が本格的に起こるものか?」
という点。
スマートグラスというからには、視力の具合に関係なく、ユーザーがメガネをかける…という社会になるということ。これ、なかなかにハードルが高いような気がします。
時と場合によってスマートグラスを着脱するようだと、情報を逃してしまうことが発生するため、「常用できるかどうか」が最大の鍵になってくるのでは?
さて、「次のブレークスルー」は一体何なのか…。
それは近い将来現れるのでしょうか?
それともすでに現れている?