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量産体制に入った「15インチMacBook Air」は売上増に寄与するか?〜ニッチなジャンルになるのでは?〜

量産体制に入った「15インチMacBook Air」は売上増に寄与するか?

 いつ登場するのか?
 どのチップを搭載するのか?

 ということで話題になっていた15インチMacBook Airですが、
「M2チップを搭載してWWDCで発表」
という線が濃厚になってきました。 

 

 本ブログではこの15インチAirを、
「M3搭載機発表までの中間地点における"繋ぎの機種"」
と捉えてきました。その考えは今でも変わりません。むしろ、3nmプロセスルール製造チップがA17Bionicで始まり、M3の登場が2024年にずれ込むかも…という先日の記事から考えても「繋ぎの機種」という位置づけはますます的を射ていると思えてきます。

 

 しかし、「Macの売上げ減少」が話題になっている今、単なる「繋ぎ」としてでは無く、売上への貢献が求められているのが「15インチAir」なのかもしれません。

 さて、この15インチAir、Macの売上増に寄与することができるのでしょうか?

 

15インチAirの魅力とは?

 記事によると、

現地時間2023年6月5日から開催される世界開発者会議(WWDC23)での発表が噂される15インチMacBook Airだが、現在量産中で、発売に向けてサプライヤーは在庫を積み上げているとDigiTimesが報じた

ということです。

 

 やはりWWDCにぶつけてくるようですね。
 3月に目立った新製品の発表が無かったAppleは、この時期「売れる製品」を見付けるのに苦労している状態です。1月発表のM2 Pro/Max搭載Macが「マイナーチェンジ機」と見なされて売上が伸び悩んでいるようで、全てのAppleデバイスの新鮮味が最も落ちる時期になってしまっています。3月にiPhoneSE4でも登場していたら、事情は異なっていたかもしれませんが…。

 

 さて、前掲の記事の中では、この15インチAirに関して、

15インチMacBook Airは人気を集めると予想する声もあり、MacBookシリーズ全体の出荷台数増加に貢献するとみられる

という見方と、

サプライヤーは、「15インチMacBook Airの商品力はそれほど高くはない」と考えており、2023年のMacBookシリーズの出荷台数は昨年比で1桁減少(1%〜9%)すると予想している

という見方の双方を紹介しています。

 

 私は後者の見方に賛成ですね。
 「Air」という機種を考えた時に、当然「薄型」「携帯性のよさ」をウリにしていることは明らかであり、それ以外の付加価値を求めるのであれば、14/16インチのProを目指すのが妥当でしょう。

 「性能そこそこ、計量の大画面」というニーズも当然一定数はあるでしょうが、どう考えてもメインストリームにはなり得ないニッチな部分です。「15インチ」となって筐体が大型化することで、せっかくの携帯性に影響が出てしまうのが非常に大きいのではないかと考えます。
 チップ性能、ディスプレイ性能、スピーカー性能等、トータルでは「Pro」の方が優れていることは明白なわけで、それなりに高価格になってしまうであろう15インチAirはあくまでも「選択肢の1つ」という程度の位置付けになるのでは?

 

Macの売上げはM3登場まで期待できない?

 次世代「M3」の性能アップに期待が高まっているのは明らかで、どう考えてもMacの売上は「M3登場以降」でないと伸びてこないでしょうね。

 ただ、M3が登場した暁には、現在のM1世代からの買い換えが一気に進むことも予想されます。さすがに「M1」「M1 Pro/Max」のときのようなバカ売れ状態とまでは行かないかもしれませんが、それでもここ最近のMac不調を払拭するような動向にはなるでしょう。

 

 Appleにとっては辛抱の期間が続きそうです。

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