Macの減退を補っているものとは?
2022年後半から現在にかけては、Appleの勢いが衰えている…という印象が強くありました。
iPhone14 Plusの不調、Mac全般の売れ行き不振等、近年のAppleでは考えられないような事態が続いたわけですが、それでも思いの他Appleの業績はそれほど悪化せず…という不思議な現象が続いていますね。
コロナ禍のPC特需減退の影響で、PC業界そのものが不振にあえいでおり、今後のMacの動向は非常に気になるところです。WWDCが楽しみですね。
さて、Appleの業績が思いの他落ち込まないのは、1つの機種が不振でも他のデバイスがそれをカバーする…という流れができているように思われます。
今回は「iPad」のお話。
米タブレット市場はiPadの独壇場!
記事によると、
2023年第1四半期(1月〜3月)の米国タブレット市場において、AppleのiPadは大幅に出荷台数を伸ばした。一方でライバルは冴えない数字となり、スマートフォン市場同様、タブレット市場でも文字通りAppleの一人勝ちとなっている
ということです。
こちらが米国内でのタブレットシェア。
どのメーカーも軒並み大幅減となっている出荷台数なのですが、iPadだけが禁断の「20.5%増」!
ただ、iPadに関しては第10世代無印iPadの価格が上昇したり、無印とAirの価格差が縮まったことでラインナップの不明瞭さを指摘されたりと、問題が山積みだった印象でした。
一体何が起こったのでしょうね?
はっきり言って、iPadがこれ程売れる要素が見当たらないというか…。
今回の売上増は、iPadが好調…というよりも、「他の選択肢がない」ということなのかもしれません。
「タブレット」の存在意義が問われる
今回のデータ、そしてユーザーの関心度等を勘案すると、
「タブレットの存在意義が問われることになる…」
とさえ考えてしまいます。
できることはPCに比べ制限があり、スマホの画面が大きくなったことでタブレットの意味合いも薄れがち…。タブレットにとっては非常に厳しい世の中になりつつあるのかも…。
ただ、私の生活の中にiPadがないのは考えられません。
動画視聴には最高の大きさですし、Apple Pencilの利便性は代替物がありません。
最近はあまりに高価になってしまった感のあるiPadですが、このiPadのよさを今後も多くの方々に味わってもらいたいと願ってやみません。