「EOS R3 + RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM」の限界も見えた
「EOS R5 MarkⅡ」「EOS R1」という新製品の発表が間近に控える中で、敢えて「EOS R3」を購入した…ということをお伝えしております。
EOS R5を使用してきて、以前は当然のように「EOS R5 MarkⅡ」を意識してきた私が何故?…ということに関しては、前回までの記事をご覧下さい。
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さて、前回は秋田市にある「大森山動物園」に出向いて「EOS R3 + RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM」の組み合わせで撮影してきたのですが、「高感度」「超望遠」の組み合わせでこれまでには体験できない撮影ができたことは事実です。
ただ、この組み合わせの限界のようなものも感じました。

今回はその「限界」について…。
「AF」「ボケ」の限界
まず感じた限界のひとつが「AF性能」です。
実はこれまでの人物撮影においても「瞳AF」やトラッキングの限界値において、「R3の限界」は感じておりました。
購入前には、「もっと粘ってくれるのでは…?」と想像していたのですが、意外に限界値が低かった…という印象です。
動物園での撮影でも、かなり「お目々ぱっちり」系の動物で無ければ殆ど瞳AFは期待できませんでした。
もちろん、「犬、猫、鳥」以外はメニューに無いことは知っていますが、それにしても「効かなすぎでは?…」と感じてしまいます。

また、トラッキングに関しても、いったん補足したものを簡単に外す印象が強いです。
動物に関しては「目」にピントが来てくれないと写真が締まりませんので、「瞳フォーカス+トラッキング」のトータル性能の精度が求められます。
このあたりはレンズというよりは「EOS R3」の部分が大きいのだとは思います。
ただ、「RF70-200」はRF100-500mm F4.5-7.1 L IS USMよりもAFスピードが速いことは明らかですので、「もし70-200だったら?」ということが気になることは事実。
でも、「200では足りない」わけで、非常に悩ましい問題ではあります。
もうひとつの限界は「ボケ」です。
RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USMのボケ、正直お世辞にも綺麗だとは言えません。
「70-200」が珠玉のとろけるようなボケ味を出してくれるだけにその差は歴然です。
「F2.8」という開放値の強さは分かりますが、「500㎜」という焦点距離を考えると、もう少しボケがうまく表現できていてもいい…という思いが強いです。

まずもってボケが非常にうるさいです。
これは「Lレンズ」という概念からすると、驚くほどレベルが低いものですね。これに加えて「500㎜としてはそれほどボケてくれない…」という「F7.1」という開放値の限界が加わるわけで、正直「L」の称号を与えられるのであればもう少し頑張ってほしかった…という思いが強いです。
まあ、非Lの「100-400㎜」と比較すると特に周辺部の解像感では強さを発揮するようですので、
「500㎜という超望遠を味わいながら、周辺部のある程度の解像感を味わうための"L"」
という位置づけなのでしょう。
「これで満足できなかったら"100-300 F2.8"を買え!」
というCanonからのお達しなのだと、この部分では割り切るしかありませんね。
さすがに130万円超のレンズには手を出せませんし、「2.6㎏」の重さのレンズを使おうとも思えません。私の用途では…。
というわけで…。
ことAF性能に関しては、これ以上を求めるのであれば「R1」ということになるのでしょう。

また、ボケに関しても、RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USMはお得に超望遠を楽しむための「便利レンズ」という位置づけであり、それを納得して使うためのレンズであることが分かりました。
画質云々の前のレンズということです。
まあ、ボケが非常にうるさいことを除けば、主役を高解像度に撮影することはできますまで、背景を工夫してボケのうるささを消していく…等の工夫が必要なようですね。
R1…。そう、これ以上を求めるのであればR1なんです…。