iPhone17 Airの薄型化は何のため?
iPhone16シリーズ登場前にいきなり登場した「iPhone Air」の噂。
iPhoneの「miniシリーズ」が不人気で消滅したように、iPhoneユーザーはバッテリーもちに強いこだわりをもっているようです。コンパクトよりもバッテリーもち…と考えたわけですので。
そこで考えるのが、果たして「Airの薄さ」をユーザーは求めているのか?…という点。
私は「そこじゃない」と思うのです。
現行のiPhoneでさえ十分に薄型です。まあ、Proシリーズは筐体のつくりの関係で重さは結構ありますが、無印ならば軽さでも勝負できますし。
というか、むしろ「多少の重さがあっても、バッテリーに余裕がある方がいい」と考えるユーザーが大多数だと思われます。
そんな中での薄型Air登場の噂。
すでに量産開始時期の情報まで来ています。
さて、何のための「Air」なのでしょうか?

折りたたみiPhoneに向けた薄型化の布石か?
記事によると、
タッチディスプレイとディスプレイドライバを一体化したTDDI (Touch and Display Driver Integration)技術を活用した有機EL(OLED)ディスプレイの量産が、2025年第2四半期(4月〜6月)に開始されるとDigiTimesが報じた
ということです。
「薄型化」を図る「TDDI」の量産を計画しているのは、台湾の大手ディスプレイドライバIC(DDI)メーカーであるNovate。
NovateやAppleが、「iPhone17 Air」への搭載を明言しているわけではありませんが、薄型であるAirの発売に呼応するかのようにTDDI技術の実用化がアナウンスされたことで、この技術がiPhone17 Airに生かされるのでは?…とみる業界関係者も多いようです。
そして、この話には「続き」がある…というのが今回のキモです。
というのも、前述したように、「iPhoneの薄型化」は必ずしもユーザーの意向と重ならないことが多い…ということです。私はAirが登場してもそれほど売れないのではないか…と考えています。
では、何故Appleは唐突ともいえるタイミングでAirなる機種の開発を進めているのか?
それは、
「TDDI技術を、他のAppleデバイスに生かそうと考えている」
からなのではないでしょうか?
記事中にも、「Apple Watch」「折りたたみiPhone」というキーワードが掲載されています。折しも、今年のApple Watch 10は筐体が薄型化され、Appleが薄型化に一定の興味をもっていることが分かっています。
まあ、watchに関しては、
「薄くするくらいだったら、バッテリー持ちを優先しろ!」
という声が圧倒的に多いようで、Appleの思惑とユーザーの意識に乖離があるのが残念ではありますが…。
ただ…。
もしAppleが「折りたたみ式iPhone」を本気で考えているとすれば、「薄型化」は絶対に必要な技術です。
現在は、折りたたんだ際のディスプレイの「折り目」に対するAppleの心象がよくなく、より目立たない折り目が実現されるまでは折りたたみ式iPhoneの登場は無いかもしれません。
しかし、それが実現した暁には、さすがのAppleも折りたたみ式の実現を考えなくてはならないでしょう。

その際、2枚分の「厚さ」は厳禁です。
また、ただでさえ重量級のiPhoneですので、このままで行くとかなりヘビーな重量になることは明白。
少しでも薄く、軽く…という方向性に走ることでしょう。
噂の「Air」は、そのときのために先手を打つ…という意味合いが強いのではないでしょうか?
「スマホ」というデバイスには限界が近いようにも感じますが、こうしてみると、まだまだ奥が深い存在なのかもしれません。