キヤノン「EOS R1」のAF性能 & 画質、第一印象は?
キヤノン「EOS R1」を購入し、その第一印象をとりとめもなくまとめております。
前回は、実際に撮影してみて感じた「ファインダーの優秀さ」と「AWBの異次元の正確さ」について書きました。
今回は、ほんのちょっとだけ試してみた野鳥撮影時のAF性能と、根本的な画質傾向についての第一印象を。
R3以上に食らいつき、はっきり、くっきり
まずもって、EOS R1で最も注目されているであろうAF性能について。
静物の撮影においても、「EOS R3よりは確実に向上している!」と感じるのですが、この度動きものに初チャレンジしてみました。
飛んでいる野鳥…というのはこれまで狙ったこともなく、今回の試し撮りでは雄物川の河口付近に短時間寄り道しただけですので、写真自体は全くたいしたことはないのですが、そのAF性能に関しては驚きを感じました。




「EOS R1 + RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM」の組み合わせでチャレンジしたのですが、まずもって対象がかなり遠くとなり、すべてRAWデータを現像後、JPEGデータを「Neural network Upscaling Tool」でアップスケールしたものをトリミングしております。
下の2枚は、撮影対象が豆粒ほどの飛翔シーンなのですが、EOS R1のAFは、
「豆粒ほどの飛翔体でもすぐさま認識し、それを追い続ける」
ということを確認しました。
「あんなに離れているのにAFがすぐ認識するの?」
と驚きましたし、
「どんだけ追い続けるんだよ!」
と突っ込みたくなるくらいに、ファインダー内に対象が収まっている限りは追い続けるのです。
同時デビューの「EOS R5 MarkⅡ」のAFとどう違うのか?…ということは当然分かりませんが、とんでもない性能を目の当たりにしていることだけは本能的に察知するほどの異次元ぶりです。

また、前回の街中でのスナップで感じたEOS R1の画像の素性について感じたのは、
「EOS R3よりもはっきり・くっきり傾向が強く、それだけではなく透明感が増している」
ということです。
「はっきり、くっきり」に関してはR3が元来コントラストが低めの元画像だった…ということもあるのでしょうが、「透明感」に関しては明らかに事情が異なります。
予想するに、これ、EOS R1が搭載している「GDローパスフィルター」が影響してるのではないでしょうか?
ローパスレスとは行かなかったものの、他機種よりもグレードが高いローパスを採用したことで、透明度が増しているのでは?…と考えるほどに瑞々しい画像をもたらしてくれます。
後日記事にできれば…と考えていますが、「人肌」もこれまでの機種の中でダントツに美麗です。Canonといえば「人肌」と言われますが、様々な条件に応じて思っている色が出ないことも多いのが人肌。
しかし、EOS R1では前回書いた「AWBの優秀さ」と瑞々しい透明感とが相まって、最高の人物描写ができる印象です。
もちろん、ほんのちょっとの試行での印象ですので、これが本当の実力かどうかの断言はできませんが、もしこれが全般的な性能なのであれば、この点だけで100万円の投資の意味がある…とさえ感じてしまいます。
思い通りの色が手に入るって、夢のような話。
果たしてこの印象がどの程度のものなのか、今後の撮影の中で確かめていければと感じているところです。