バック空抜け以外の「横方向の飛翔撮影」が難しい
先日まで、キヤノンの超望遠「RF600mm F4 L IS USM」を購入したことをお伝えしてきました。
そして前回は、RF600mm F4 L IS USMは、「これまでできなかったような撮影が簡単にできるようになる魔法の道具では無かった」という感想を書きました。
RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USMと比較してしっかり撮れた際の画質は比較にならないほどいいですし、F値が小さいことによるボケの美しさやISO感度を下げられることによる画質の担保がされることなど、メリットが大きいことは確かです。
しかし、RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USMで感じていた「AFの摑みや精度」ということに関しては、それほど大きなアドバンテージを感じられませんでした。
RF600mm F4 L IS USMを使いこなすには、絶対的なスキルが必要であり、これがあるから簡単に撮れる…という代物ではないということがはっきりしたわけです。
短時間の撮影を終えて感じたのは、「バック空抜け以外の横方向の飛翔撮影が難しい」ということ。
どういうことかというと…。
経験を重ね、数多くシャッターを切ることの重要性
難しさを感じたのは、以下のような場面。


とにかく飛翔している際のピント精度が大きな問題です。
特に下の画像のように、横方向に飛翔する撮影では、なかなか被写体そのものを正確に捉えること自体が難しかったです。
その傾向がより強くなるのが、「背景」がごちゃついているケース。
上の画像のように対象が背景とは離れていたり、川や空が背景になっている場合(空抜け)にはすんなりと被写体を認識することが多いのですが(それでもなかなか瞳にピントが来ません!)、下のように被写体と背景が近かったり(下の画像はEXTENDER RF×2を噛ませており、結構な距離があります)、背景がごちゃついている際には、そもそもAFが鳥に行かないこともしばしばでした。
特に感じたのは、いざというときに頼りにしたい「全域AF」での認知が非常に怪しいということ。勿論事前に狙いを定めることが可能なのであれば「フレキシブルゾーンAF」で対応できるのですが、とっさに認識した鳥を…となると、全域AFの力を借りたいところ…。
それがなかなか思い通りに機能しないのです。
また、今回はサギの営巣地をかなりの遠くから狙ったため、「EXTENDER RF×2」を多用したのですが、この傾向が強まったのかもしれません。
ということは、 RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USMからRF600mm F4 L IS USMに買えたとしても、エクステンダーを咬ませた際のAF性能が劇的に改善されることはない…ということなのかもしれませんね。

さらに…。
サギの撮影に関しては、撮影場所の関係から「手持ち」の撮影を行いました。
これが三脚を利用すると改善の見込みはあるのでしょうか?
また、照準器も今回は敢えて無しで試しました。いずれその使い勝手や効果も試してみたいところ…。
今後も撮影経験を重ね(仕事の関係でなかなか頻繁には難しいですが)、「こうすれば精度が上がる!」と言えるような自分なりの手応えを感じていきたいと思います。
シャッターを数多く切れば、素人でも「何とか使えそう」と思えるよう画像が数枚はゲットできるかもしれません。EOS R1の連写機能を活用して、可能性を探っていけたらと思います。
次回は、「トリミング」と「アップスケール」のお話。