小松菜奈×菅田将暉 W主演映画「糸」の予告動画が来た!
昨年末に,本ブログで注目している小松菜奈さんの2019年と今後…という観点から記事を書かせていただきました。
ここ最近は,立て続けの映画出演が続いている小松さん。
大注目されている今だからこそ,本格的な「演技派女優」へと歩を進める大切な時期だと考えます。
そして,4/24から公開される「糸」。
初恋の人を思い続けるという,小松さんとって久々の「純愛もの」です。
しかも相手役は今をときめく「菅田将暉さん」。小松さんの真価が問われる,非常に重要な作品となりそうな予感がします。
その「糸」の予告動画が,ついに解禁になりました。
「溺れるナイフ」からの成長を見取りたい!
この「糸」に関しては,以前にも紹介の記事を書いておりますので,そちらをご覧ください。
初恋の人が忘れられず…というテーマ自体はありがちなもの。まずは脚本が非常に大切な作品だと思われます。
それに加えて演出。小松さん,菅田さんの魅力を引き出すのはもちろん,「四角関係」の相手役となるであろう,榮倉奈々さん,斎藤工さんとの絡みをどのように仕上げてくるのかが,重要となるでしょう。
さて,この小松さんと菅田さん,以前の記事にも書きましたが,非常に縁が強いおふたりです。
小松さん出演の映画の中でも印象深い作品のひとつである「溺れるナイフ」でW主演。その後も,アパレルメーカー「nico and …」のイメージ動画などで何度も共演しているのです。
「溺れるナイフ」では,小松さんの瑞々しさと影の部分との演じ分けが非常に印象に残りました。その部分で,単なるアイドル女優ではない「何か」を感じたわけです。
そもそも小松さんは「影のある人物」を演じることが多く,昨年の「閉鎖病棟」,今後公開予定の「さくら」と,その傾向が続いています。
若手女優さんの中にあり,いわゆる単純な「ラブストーリー」「ラブコメ」ものへの出演が少ないことも,小松さんの特徴だと言えます。
「純愛もの」といって思い当たるのが,「ぼくは明日,昨日のきみとデートする」です。この作品も,「5年に一度しか会えない2人の,時空を超えた悲恋の話」であり,小松さんのもつ「陰と陽」の部分が非常によく出た秀作だと考えています。
もし,今回の「糸」で,「初恋の人と別れ」「新しい恋人と出会い」「初恋の人と再会して現在の恋人との間で葛藤する」小松さんの姿が描かれれば,相当魅力的な作品になるのではと期待しています。
また,「溺れるナイフ」以降,小松さんと菅田さんの双方が「どれだけ成長したか」を読み取れる,またとない機会となります。
「溺れるナイフ」で描かれたのは「若く,瑞々しく,しかし暴力的かつ絶望的な恋愛」でした。恐らく今回は,「葛藤し,切なくなるほど思い悩み,強く求め合う深い愛情」を演じなくてはならないでしょう。
果たしてそれを演じ切れるのか?
どのような評価を得るのか,怖くもあり…,楽しみでもあり…。