Canon「RF35mm F1.4 L VCM」の写りはどう評価されるのか?
Canon「RF35mm F1.4 L VCM」の日本での予約が始まります。
発売が7月上旬ということで、米国より遅くなるのは納得できませんが、少しでも早く手に入れてその実力を試してみたいものです。
さて、少しずつではありますが、「RF35mm F1.4 L VCM」のレビュー記事・動画が出始めておりますので共有していこうと思います。
対EF、価格、画質… その評価軸は?
まずもってその描写力。
上掲の「Digital Camera World」には数枚ではありますが、EFとRFとの比較画像が掲載されてます。
「EFのⅡ型と遜色ない」という、何とも微妙な表現がされている今回の「RF35mm F1.4 L VCM」の画質ですが、この記事の画像を比較すると、「コントラスト」「明瞭な色味」という部分で明確にRFの方が優れている…と感じるのですがどうでしょう?

RFの方が、より現代らしい「くっきり、はっきり」の画質と感じます。
この小さいサイズの比較で分かるくらいですので、実際のディスプレイやプリント比較では明確に認識できる違いがあるのでは?
また、様々なレビューを見ると、
「中央部の解像度の違いは殆ど無いが、周辺部はRFが若干勝る」
という部分が共通しているように捉えました。
RF50mm f1.2(LEICA Q3購入時に売却してしまいましたが…)は、
「開放から四隅も完璧に写す」
という部分で驚くべき描写をするレンズでした。
ということは、この「RF35mm F1.4 L VCM」も、開放1.4から、どの部分でピントを合わせても安心の画質…ということができそうです。
これでいてEFよりもお値段が格段に下がっているわけで、高い評価を受けそうな予感がします。

ただし、「f1.2」の50㎜、85㎜との間での絶対的な画質差での今後の評価が気になりますね。明るさの違いはしょうが無いにして、もしf1.4以降の画質差が無いのであれば、今後登場するであろう「VCMシリーズ」の50mm、85mmとf1.2レンズとの棲み分けがどうあるべきか?…という問題も生じることになるでしょう。
「高すぎる」と批判されたことを受け、今後f1.2のシリーズはなくなっていくのか?
それともポートレート用としてf1.2は「50mm、85mm限定」で残していくのか?
Canonのレンズ戦略次第で、この「RF35mm F1.4 L VCM」の今後の捉え方も変わってくるのかもしれません。