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Canon、いきなりの「RF28-70mm F2.8 IS STM」発表!〜廉価、軽量化の思惑は伝わるが…〜

Canon、いきなりの「RF28-70mm F2.8 IS STM」発表!

 Canonが、明るめの標準廉価版ズーム「RF28-70mm F2.8 IS STM」をいきなり発表したことで、話題になっています。

 注目は、「F2.8通し」という明るさを保証しながらも「非L」とすることで「495g」という軽量化と小型化も達成している点です。
 「RF24-70mm F2.8L IS USM」の重量が「950g」、しかもかなり大型…ということで、画質を担保しながらもハンドリングのよさをアピールしていますね。 

 

 さて、このレンズ、ユーザーからどのように評価されるのでしょうか?

 

廉価、軽量化の思惑は伝わるが…

 このレンズの存在意義とすれば、

「CanonのRFレンズは、性能はいいものの高価で重すぎる!」

という評価に対する答えなのでは?…という点に尽きるでしょう。

 

 スマホの普及により、「一眼カメラ」というものが一部のマニアのもの…という意識が急速に広がっており、カメラメーカーとしても高価格帯のカメラ、カメラレンズを重視せざるを得なくなっていることは否めません。

 

 そんな中でも、Canonはこの「高価格路線」をひた走っている…というイメージでした。
 ライバルのSONYは「α7 CⅡ」などのような小型・軽量タイプの製品も用意し、これが人気を博しています。逆に言うとSONYは、ある程度用途を絞った「割り切り製品」も用意することで裾野を広げようとしているイメージです。

 これに対してCanonは、
「安価な製品もカメラとしての基本性能は譲らない…」
というこだわりをもっているようで、どうしても融通が利かない…というイメージが強かったのも事実です。

 タムロン、シグマ等のサードパーティ製の安価なレンズを認めていないのも同様です。


 このカメラメーカーとしての頑固さ、私は支持しますが、初めて一眼カメラを手にするような層にとっては、SONY機の方が敷居が低いのかもしれません。

 

 このあたりのマーケット戦略においては、SONYが有利なのかな?…と。

 

 そんな中でCanonが出した答えが、
「性能は譲らず、安価な製品を生み出そう!」
ということだったのかもしれません。

 

 上の動画にもありますが、描写性能に関しては、
「RF24-105mm F4L IS USM と同等」
ということで、かなり期待できそうではあります。

 「USMではない」こと、また、「沈胴式であり堅牢性がLよりも劣る」ことが「非L」の理由だそうです。ただ、防塵防滴は備えているとのこと…。

 

 さて、一般ユーザーの評価はどうなるでしょう?

 「RF35mm F1.4 L VCM」も従来の35mmLと比較して小型・安価の路線で来ましたが、画質に関しては「もう一声欲しかった…」という思いはあります。
 少なくても「RF50mm F1.2L USM」のような透明感・空気感には辿り着いていないかと…。

 この「RF28-70mm F2.8 IS STM」も、そんなにうまい話ばかりでは無いでしょうから、恐らくはどこかに落とし穴は必ず潜んでいるでしょう。
 記事にもあるように、DPP等の補正ありき…で無いと最大限の性能が発揮されないなど…。

 

 ただ、これだけ持ち運びしやすそうで、「RF24-105mm F4L IS USM と同等」の画質なのであれば、非常に魅力的なのは事実です。

 RF35mm F1.4 L VCM購入時に「RF35mm F1.8 IS STM」との画質比較をしましたが、1.8が意外なほどに優秀なレンズであることに驚いた経験があります。

 

 この手の純正レンズが評価され、選択肢の幅が広がることで、Canonシステムの再評価に繫がることを臨みます。

 ただ、「L」「非L」と乱発し、結局どっちつかずになる…という危険性もあるのかな?

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