Keychron (キークロン) 「K8 Pro」 安定感、軽快感、官能感 すべてが上質
Keychron「K1 Max」との比較で「K8 Pro」も購入し、その出来映えを確かめております。
元々はロープロファイルのメカニカルキーボードを試したくて「K1 Max」を導入しましたが、「もっとストロークが深くてもいい…」という印象をもち、「K8 Pro」も試したくなったということです。
けっか…。
「K8 Pro」の優勝です!

「安定感」「軽快感」「官能感」のどれをとっても最高。もちろん守備範囲が異なるということは承知の上でいえば、
「HHKBより好みかも…」
という気持ちにさえなっています。
何がそんなに私の心を打ったのかというと…。
緊張感と吸い付くような指との連動がたまらない!
まずは重量からくる「安定感」。
「茶軸」の心地よさは「K1 Max」でも感じていましたが、このK8 Proの筐体はアルミ素材でできており、かなりの重量があります。このどっしり感が、軽快なタイピングをしっかりとサポートしてくれているのを実感できるほどの安定感をもたらします。
当然、重量だけではなくスイッチ等の他の部位の剛性自体が高いのでしょうが、HHKB以上の剛性感を感じるとは思っても見なかっただけに非常に驚きました。
正直、K1 Maxはボディーが頼りなく感じる部分もありましたので、K8 Proの大きなメリットといえるでしょう。
次に「軽快感」。
K1 Maxよりもストロークは深くなったのですが、キーそのものの跳ね返りが強めであるため、ストロークが深くて丁度いいかな?…というところです。
押す→跳ね返る→その勢いで指が次のキーに動く…という連動した動きに繫がる軽快感は、1回味わうとやめられません。
HHKBも跳ね返りはある方だと思いますが、あくまでも自分自身で指をリードする感覚が強く、K8 Proほどの軽快感は感じません。

そして…。
茶軸の押下感、音、跳ね返り感等のすべての感覚が実に自然に融合し合い、なめらかな打鍵に繫がります。メカニカルでありながらカチャカチャしすぎることもなく、それでいて次のキーに指が誘われるような感覚で打ち込めるメカニカル特有の打鍵感を存分に味和すことができます。
この不思議な感覚を、私は「なんて官能的なんだ…」とさえ感じてしまいました。
また、キーの反応が非常に速いため、いい加減に押しているとミスタイプにも繫がる面も備えています。このあたりが非常にソリッドな印象に残り、「官能的な感覚に浸りながらも、ミスらないように打ちたい…」という心地よい緊張感にも包まれるのです。
曖昧な言葉で申し訳ないのですが、
「クールなキーボードだな…」
というのが正直な印象です。
そして…。
これが最も大事なのかもしれませんが、
「明らかにHHKBよりもタイプミスが減っている」
ということを感じます。しかも、タイピングのスピードも明らかに向上しています。体感して分かるくらいなので、結構な違いがあるのではないかと思います。
気持ちよく使えて、効率も上がる…。
もはや「K8 Pro」が手放せそうにありません。
ただ、「K1 Max」の気軽に使える感覚も気に入っています。
K1 Maxは職場に持っていき、移動して使用する場面で使っていこうかと思っているところです。
次回…。
キークロンの総括を!
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