ついにiPhoneのWALLETに「マイナカード」が登録可能に!
以前から話題になっていた、「マイナカード」のiPhoneへの登録。
ついにそれが実現しました。
OSのアップデートとともに来るのか?…とも考えられていましたが、iOS18.5のままでの仕様変更となりました。Apple側の準備はできていたが、日本側の準備が整うのを待っていた…ということなのでしょうか?
YouTube上でも、実際のカード登録の方法が紹介されています。

ただ、保険証・免許証の連携が無ければ…
iPhoneのWALLETアプリへの登録に関しては、マイナポータルアプリ登録と同様のようです。ある程度手間取りますが、難しくはありません。
「ppleが大好きなんだよ」さんのスライドでは以下のようになっています。

ただし…。
できること自体はこれまでと変わりません。
保険証との紐付けもまだですし、運転免許証に関しても先が見えません。
そう考えると現段階でのマイナカードそのものの個人的な利用価値は高くありませんし、それがiPhoneに内蔵されても同じこと。
やはり保険証・運転免許証との紐付けが完全に行われ、「物理カード無しでなんでもできる」という状況にならないと、本領発揮…とはならないでしょう。
また、物理カードなしだと「何ができないのか」という違いがどうも分かりづらいのがどうしても納得できません。
先日のマイナ免許証のときも同様でした。だからこそ「物理カードマイナ免許証との2枚もちが安全」と考える国民が多くなるわけで…。
今回の記事でも、
「氏名や生年月日などの券面情報を証明する属性証明機能は搭載されていなかった。今回のiPhone対応では、この属性証明機能も含めて提供される」
とか、
「マイナ保険証としての利用や対面での本人確認対応などの機能強化を順次進めていく方針」
とかという内容が付記されています。
つまり、これらはまだ使えない…ということ。
今回のような重要なアップデートに際し、「小出し」はいけません。ますます分かりにくくなります。何で国民がすっきりする形で提案できないのでしょうか? WALLET登録だけを急ぐ必要は全く無いわけで、すべてが揃ってから提案してもらった方がよっぽど分かりやすいし国民に浸透すると思うのですが…?
国は本気でデジタル化を目指しているのか?…と疑いたくなります。

しっかりと伝えるべきことは伝えないと…。
この国は、お上からの伝達が非常に分かりづらい国に成り下がってしまっています。
伝える側の考え方を改めないと、今後も様々な誤解によるトラブルが頻発しそうで怖いです。