povo2.0、「iOS 16」のeSIMクイック転送に対応
iPhone14シリーズ発表の際に驚いたことのひとつに、
「米国で販売されるiPhone14シリーズは全てがeSIMモデル」
ということが挙げられます。
なかなかに思い切った策を打ち出しましたね。
米国のSIM事情はよく分かりませんが、eSIMに関しては、日本ではまだ「黎明期」という感を受けます。
私もつい先日までは楽天モバイルをeSIMで利用し、物理SIMのpovo2.0とのデュアルSIM状態で活用していました。
しかしこの際も、「サブ回線」として位置付けていた楽天モバイル回線だからこそできた技で、メインの回線をeSIM化するのは、現在でも抵抗があります。
その理由は…
①物理SIMだと、「差し替え」で他の端末でも使用できる
②eSIMへの移行や機種変時の設定、信頼性等の壁が残る
というものです。
日本においては、「安心感」という点では物理SIMが断然に強いのではないでしょうか?
そんな中…。
povoがiPhoneの「eSIMクイック転送」に対応したという記事が来ています。
「乗り換え」は非常に楽そう!
記事によると、
povo2.0が、「iOS 16」からeSIMのクイック転送に対応したことを案内している
これにより、「iPhone」のSIMカード/eSIMを新しい「iPhone」のeSIMへ転送できるようになる他、利用中のSIMカードをeSIMに変更することも可能となる
ということです。
こちらの記事では、実際の移行の仕方をまとめています。
iOS16移行は、「設定」の「モバイル通信」から、「eSIMを追加」を選択できるようになったようです。
調べてみると…。
ありました。
記事によると、「povo2.0」の物理SIMは転送可だったが、「日本通信」のeSIMは「不可」だったとのこと。
キャリアによってできるものとできないものがあるようですね。
povo2.0では「eSIM→eSIM」の転送も可能だったということですし、しかも転送にかかる時間はほんの1分未満だけ…ということにようです。
何だか、想像以上に楽にSIM転送ができそうで、非常に驚くほど…。
これだったら「eSIMだから…」と怖がる心配も無いようです。
eSIMの普及、進むかも…
これまでは、eSIM化に当たっての懸念としてはその手続きの煩雑さと、有事の際の対処というとで下。
今回のpovo2.0の対策は、少なくとも前者の懸念は一層するほどの出来映えだと考えます。
これだったら、povoのようなサポートの薄い格安プランにおける心配が少なくなるというもの。
後は…。
この転送が本当に安全なのか、そしてeSIMに関するトラブルが今後も発生しないのか…ということに焦点が移っていきそうな予感がします。
個人的にはメイン回線の切り替えはちょっと怖いですが、本当に何の心配も無く運用できるのであれば、選択肢として真剣に考えることになるかもしれません。
日本での完全eSIM化iPhone発売はいつになるのかな?