Apple「M5」の性能を見て考えること
先日、新チップ「M5」を搭載したMacBook Proが登場しました。
高性能版となる「M5 Pro/Max」は来年初旬に登場することになりそうですが、「次世代チップ」の登場が話題になりましたね。
M5の特徴としては、現行M4のマイナーアップデートという意味合いが強く、これまで同様の性能アップはしているものの、即買い換え…というほどの差はないようです。まあ、AI性能が各段に上がったり、GPU性能のアップが目立ったり…という特徴はあるようですが。
ただ…。
公表された歴代チップとの比較表を見ると、2〜3年後にはよりおもしろくなりそうだな…と感じました。無印Mチップの可能性についてです。

3年後の「M8の"Mac mini"で十分!」に期待したい
上掲の記事では、Geekbench6をほ使用した歴代Mチップの比較が掲載されています。


以下、単純にチップパワーのみを見比べての思いを綴っていきます。
「M5」の性能を見ると、私がサブ機として保有している「M2 ProのMacBook Pro(10Core)」の性能をついに凌駕しました。CPU・GPUの両方についてです。
そして、非常にコスパがよく「Maxは必要無いのでは?」と評判になった「M4 Pro」と比較すると、
「もう3年もすると追いつくのでは?」
というところにまで迫っているように感じます。
最近のMチップに関しては、プロセスルールにおける飛躍がなくても毎年それなりの性能向上を果たしてきました。時には昨年の「M4 Pro」のように「ジャンプアップ」する年さえあります。
それは標準の無印「Mチップ」に関しても同様であり、毎年着実な進化をしていることは間違いありません。
当然「Pro/Max/Ultra」に関しては無印以上の性能を誇っているわけですが、もしMチップがM4 Pro相当の実力を持つようになれば、
「果たして本当にそれ以上の性能は必要か?」
という議論が生まれるのではないでしょうか?

当然動画編集等、特別にパワーを必要としている作業をするユーザーは除くとすると、
「コスパを考えると無印で十分…」
と考える方が殆どになるのでは?
私も画像編集を頻繁に行うことと、作業と精神的な面での保険をかける意味で「M4 MaxのMac Studio」を使っていますが、確実に「価格」はネックになっています。
今後私も仕事の「リタイヤ」を考える時期に差し掛かります。
「M4 MaxのMac Studio」を数年使い続けることは確定として、その後は?…となると、更にMaxを買い替えることは難しくなるかもしれません。
次回の買い換え時、例えば3年後に、
「M8の"Mac mini"で十分!」
とすっきり判断できるような状況になってくれることを願います。