キヤノン「EOS R6 Mark Ⅲ」に意外な弱点!
発表されたキヤノン「EOS R6 mark Ⅲ」が絶賛されている…ということを紹介してきました。
画素数が「3000万画素級」でよければ、AF性能、連射性能を含め、まさに「欠点なし」の万能機といえる…という点に関しては、どのレビューも疑う余地なしの評価です。
その中でも特に評価が高いのが「動画性能」ですね。
スチル以上に大きく伸びた動画性能は、このEOS R6 Mark Ⅲを万能機たらしめているといっても過言では無いでしょう。
しかし…。
そのウリとなる動画性能に関して、気になる記事が来ています。

キヤノン「EOS R6 Mark III」は動画の長回しに弱い - デジカメinfo
飛躍的に進化した動画性能 ただ、長回しに制限が…
記事によると、
PetaPixelに、キヤノン「EOS R6 Mark III」の動画撮影時の熱問題に関する記事が掲載されている
ということです。
EOS R6 Mark Ⅲを使って行われたオーバーヒートテストでは、
・4K30p「ファイン」:バッテリーが切れるまで103分間録画でき、オーバーヒートしなかった
・4K60p「ファイン」:カメラが28分でオーバーヒートしシャットダウン
・4K24p RAW動画: CFexpressカードがオーバーヒートするまでの42分間の録画できた。カメラはオーバーヒートせず、カメラのオーバーヒート警告も表示されなかった
・7K30p オープンゲート記録:34分でカメラがオーバーヒートしてシャットダウン
という結果になったそうです。
このテストが「21℃」の室内で行われたもの…ということですので、これが炎天下の屋外等、より過酷な状況であれば、シャットダウンの懸念はより深刻さを増すことは容易に想像できますね。それも気温上昇に伴って加速度的に悪化するでしょう。
確かに動画性能は飛躍的に向上したのでしょうが、ある程度の「長回し」に関しては大きな制限がつきまとうと捉えていたほうがよさそうです。動画メインで考えているのであれば迷わず「C50」を選択したほうがいいですね。
EOS R5 Mark Ⅱのような冷却機能を備えたバッテリーグリップの用意も無いようですし。
これまでのレビュー記事があまりにも「動画が素晴らしい!」と絶賛しているのですが、EOS R6 Mark Ⅲはあくまでもスチル機ベースだ…ということを前提に話を進めるべきです。

EOS R1やEOS R3では、オーバーヒート停止はほぼ考えなくてもいいくらいに使用できます(最大でも6K60Pという制限はありますが)。
EOS R1公式では、
・6K 60p RAW+2K 60P LGOP→120分以上
・4K 60p(Fine)LGOP→109分
・4K 30p(標準) LGOP→無制限
という表記。「環境温度が+23℃より高い場合は、連続撮影可能時間が短くなります」という注意書きはありますが…。
ボディーが大きく、バッテリーも大容量というEOS R1のメリットが生きる場面ではあります。
EOS R6 Mark Ⅲの動画性能に関しては、あくまでも「短時間撮影を楽しむ上では…」という条件を付けて考える必要がありそうです。
それでよし!…というのであれば、最高の選択肢になるのかもしれません。