トランプには付き合っていられない!
もはやトランプの寝言には付き合っていられません。
あれだけ声高に制裁を唱え,米国大企業が一斉に方向転換を図ったかに見えたHUAWEIへの制裁を解除するようです。
G20で,中国との制裁合戦に待ったがかかったことで,
「これでiPhoneへの課税がなくなる!」
と喜んでいたところに加えてのトランプの気まぐれ。
だったら今までの騒ぎは何だったのか…ということです。
結局は何も変わらない?
「HUAWEIへの制裁を解除する」ということであれば,結局は以前と変わらない状態になるという認識でいいのでしょうか?
トランプの気まぐれで事情がグルグルと変化するため,先の見通しが立ちづらいのですが…。
HUAWEIにとって最も痛手だったのは,実質的な端末の取引よりも,「AndroidOS」のアップデートができなくなるなどというGoogle等との「関わりからの排除」だったはず。
今回の「取引容認」が以前のような状態にまで回復することを意味しているのであれば,HUAWEIにとっては万々歳の結果になったといえましょう。
前掲の記事には,
「米国企業の部品が大量にHUAWEI端末に利用されていることから,HUAWEI締め出しは結局自国のためにならないと考え直した…」
とあります。
いやいや,そんなことは百も承知の上で「HUAWEI排斥」という独裁的な政策を打ったのでは?
この手の平返しには本当にげんなりです。
私のような末端の一ユーザーにさえ影響するような愚策を,よくも思いつきでやりやがったな…と,文句も言いたくなろうというものです。
iPhoneの行方は結局転落の一途?
先日,このような記事がアップされていました。
HUAWEIを閉め出すことで,iPhoneの出荷が増えるという予測です。
まあ,HUAWEI端末が流通しなくなるのであれば,当然iPhoneの流通自体が自然と増えることになるでしょう。
しかし,今回の方向転換で,この予測も水泡…ということですね。
ということは,今後も世界中でHUAWEIの製品が売れ続け,iPhoneの販売は下降の一途を辿る…ということになるでしょう。
HUAWEIを独善的に閉め出すことには反対ですが,iPhoneの事情を考えるとちょっとばかり微妙ですね。
Appleが今回のHUAWEI締め出し問題に関して,どのような考えと予測をもってここまで進んで来たかにも興味がありますし,今回の結果を受けての今後の展開をどのように進めるのかも気になります。
しかし…。
そのどれもがトランプの機嫌ひとつにかかってるという現状は,何とかしなくてはならないと強く思います。