13インチ? 14インチ? 新型MacBook Proの行方…
昨年,15インチのMacBook Proが「16インチ」へとサイズアップされたことを受け,
「13インチのMacBook Proは,14インチになるのでは…?」
という噂が急速に広がりました。
いつの間にか,
「2020年3月に,MacBook Pro14インチ登場!」
という説が有力になりましたが,結局登場したのは「MacBook Air」と「iPad Pro」のみ。
しかし,その後も「5月登場説」も根強く,唯一この「14インチ説」に異を唱えていたのが,今をときめくプロッサー氏。
頑なに「13インチ説」を唱えておりました。
本ブログでも,あまりのプロッサー氏の的中率に「神か…?」という驚きの声を上げてきましたが,これまでのことを考えると,この「13インチ説」もあり得るのでは…と考えていました。
すると,これまで「14インチ説」を唱えていたプロッサー氏以外のリーカー達も,「13インチ」に関する情報を提供するようになり…。
ほんの数日前にはこんな情報が出回っていましたね。
そして…。
昨日いきなりのプロッサー氏からのTwitter。
それも,「今日出るよ!」という灼熱の言葉…。
すると,本当に1時間もしないうちに発表になりました。
新型MacBook Pro。
「13インチ」での登場です!
「32GB RAM」「4TB SSD」搭載可に
新型MacBook Pro13インチは,事前のリーク情報通り,フルカスタムにすると「32GB RAM」「4TB SSD」が搭載可能になりました。
これまでは,RAM 16GB,SSD 2TBが上限となっていましたので,コンパクトな筐体でもパワフルに使いたいというユーザーにとっては朗報と言えましょう。
搭載されるチップは「Comet Lake-H」でしょうか?
「MacBook Air」への「Ice Lake」と相まって,一気にCPUも一新されたようです。
つい最近まで,以下のように14インチの情報も幅をきかせていたのですが…。
この記事では,14インチのレンダリング画像も紹介されていますね。
これらの情報は見るも無惨な結果になりました。
この情報戦,またしてもプロッサー氏が「勝ち」を重ねることになりました。すごすぎます!
戦略的には14インチが望ましいが…
結果として出てきたのは13インチだったわけですが…。
以前にも書きましたが,今後を睨んだ機種戦略という意味では,ここで「14インチ」を登場させた方がよかったのは明らかです。
だって,昨年16インチを登場させ,「画面の拡大と薄型ベゼル」というデザイン面での刷新を行っているのですから,同一の「MacBook Pro」という機種内で,画面サイズが異なるとはいえ,デザイン性の面で一致しないモデルが混在すること自体,スマートではありません。
今回の,しかもこの時期の13インチ登場に関しては,
「コロナウイルスの影響で13インチのデザイン変更にまで手が回らなかった…」
ことくらいしか,理由を探せないのですが…。
「シザー式キーボードの搭載」という,最優先で解決しなくてはいけない課題を克服し,「最新のCPUに換装」してパワーアップを図ることで,「とりあえず」この時期はやり過ごそう…ということ?
今年後半には「14インチ版」が登場することを,プロッサー氏も明言しています。
デザインにこだわるのであれば,今回はスルーでもいいかもしれません。スペックは魅力的ですが…。
Appleが積極的に「13インチを保持する」ための理由が見つからないだけに,非常に中途半端なマイナーチェンジとなってしまいそうです。
さらに…。
プロッサー氏は以前,
「5月に13インチが登場し,年内に14インチも登場する」
と予想していました。
秋に「16インチのCPU換装マイナーチェンジ」が行われる際,13インチが14インチへとそのデザインを変える…。
近年のAppleの節操のないモデルチェンジには辟易としているのですが,2020年はその傾向が異様なまでに強まる年になりそうです。
これがコロナウイルスの影響という単純な理由によるものであれば救われますが,Appleの考えそのものがブレてきているようなら,我々が 警鐘を鳴らしていかなくてはならないかもしれません。