今後1年でiPadは変わる?
3月に発表となったiPad Proはプロセッサ性能もほぼ変わらずで,そのマイナーチェンジの在り方に疑問を感じた方も多かったようです。
私は12.9インチを購入しましたが,それまで使用していた(現在も現役稼働中ですが)「iPad Pro10.5インチ」と比較すると動作の俊敏さが目立ち,満足しています。画面の大きさもすでに気にならなくなりました。もう11インチには戻れないかも…というところです。
さて,「Pro」以外のiPadも,ベゼルを薄くしたりすることで,筐体のサイズは変えずにディスプレイサイズを大きくするなどして,マイナーチェンジを進めてきました。
現行の「iPad Air」は,10.5インチディスプレイにA12Bionicを搭載して,非常にバランスのいいデバイスとなっており,時代の流れを感じさせます。
しかし…。
Appleはこの先1年で,iPadのデザインや操作性を大きく変更する気のようです。
各モデルのインチアップ,新認証方式についての話題が目白押しです。
インチアップするディスプレイサイズ
まずもっての変更点は,ディスプレイサイズですね。
「9.7インチ」のディスプレイに,極厚のベゼルで構成されていた初期iPadを考えると,現行のiPadも十分スタイリッシュなのですが,Appleは更なるディスプレイサイズの拡大をもくろんでいるようです。
情報は定まっていないわけですが,これまでの中で有力なのは,
・iPad mini→8.5 or 9インチ(7.9インチからの拡大)
・無印iPad→10.2インチ(現状維持)
・iPad Air→10,8 or 11インチ(10.5インチからの拡大)
といったラインナップでしょうか?
miniが「9インチ」という時点で,
「もうminiじゃない…」
と考えてしまうほどに,流れは画面拡大一辺倒のようです。
そもそもですが,ディスプレイサイズを拡大するにあたり,筐体サイズまで大きくしてしまっては元も子もないわけです。
すると,考えられるのは「ベゼルを薄くする」ことと,「ホームボタンをなくす」ことしか,解決方法はありません。
画面アスペクト比は変えられないでしょうから,iPad miniも現行Air並にベゼルを薄くすることで,9インチが実現できるものなのでしょうか?
本当に来るの? AirのTouch ID内蔵ディスプレイ
そして,もうひとつの大きなポイントは,新型Airに搭載されるという噂が絶えないTouch ID内蔵ディスプレイです。
私は以前の記事で,これだけの斬新な認証方式であれば,Airではなく「Pro」に初搭載されるのではないか…ということを述べました。
しかし,今回紹介した記事では,
「コストのかかるFace IDではなくTouch ID内蔵ディスプレイを採用する」
という記述もあり,「上位機種にFace IDを搭載する」という序列めいた記述があることも気になります。
これまでの認識では,Touch ID内蔵ディスプレイは記述的な壁が高く,こちらの方がよりランクが上の機種に搭載されるのかな…という意識があったものですから…。
この他にも,
・iPad miniは,Touch ID内蔵ディスプレイになるのか,それともホームボタンは残してベゼルを薄くするのか?
・Airは,現行11インチProの筐体をそのまま採用するのか,それともTouch ID内蔵ディスプレイ搭載を機に新しい筐体になるのか?
など,謎は残ったままです。
さらには,現行iPad Proのインチサイズや筐体デザインが変更になるのか?…という疑問も重なってきます。
Mac関連はもちろんですが,iPadもデザイン変更の年になりそうで,ここしばらくは,アップルデバイスの「ビッグチェンジ」の流れから目が離せない時期に差し掛かっているようです。