今度は「Face ID」の噂?
先日,「新型AirPadに電源ボタンTouch ID搭載か?」という話題をご紹介しました。
この件については,以前から「2021年春に登場するiPhoneSE Plusに,電源ボタンTouch ID搭載か?」という情報が出回っていたこともあって,AppleがiPhone,iPadの廉価版に向けての方向転換があるとすれば…という条件で「あるかも…」と考えておりました。
しかし,Androidスマホが,「電源ボタンTouch ID」「背面Touch ID」という手法をとっていた時代も,Appleは一貫してホームボタンでのTouch IDとFace IDという二種類の認証システムにこだわっていた実績を考えると,今ここで「電源ボタンTouch ID」に切り替えることには懐疑的に捉えていたのが本音です。
しかも,「新型iPadAir(第4世代)」に関しては,
「iPad Pro11インチ(2018)をベースにしたモデルになるのでは…?」
という情報も飛び交っており,もしこの考えで行くのであれば,わざわざ電源ボタンTouch IDという変化球を投ずる意味も無いわけです。
そんな中,今度は「iPad Air4はFace IDを搭載する」という情報が出てきました。
一体どっちが本当なの?
Airか,無印か… それが問題だ!
記事によると,
91mobilesが信頼できる情報源から入手したとする,第8世代iPad(2020年モデル)の設計図とする画像を報告している。この画像に描かれたモデルは、iPad Air 4と取り上げられているものと同じように見えることから,「これは第8世代iPad(2020年モデル)ではなくiPad Air 4の可能性が高い」と,AppleInsiderは指摘している
ということです。
つまり,大元の情報としては,「無印iPad(第8世代)」として流出したものであるが,「新型Air」の噂と共通する部分が多くなっている…ということ。
確かに現状では,「無印」と「Air」の新型の,どちらが先に出てくるかも明らかではないですよね。つい先日までは「今秋は無印,Airは2021年」という情報が強かったのですが,プロッサー氏は「新型Airが間もなく…」という説を唱えています。
詳細な設計図を見てみましょう。
筐体はiPadPro11インチとそっくりに見えます。
また,仕様については,
・Face ID関連のセンサーが搭載されている
・ディスプレイサイズは10.84インチ
・4つのマイク
・デュアルスピーカー
・外部接続端子はUSB Type-C
・背面下部にSmart Connectorを装備
・Magic Keyboardに対応
・カメラはフラッシュ付きの1眼
・LiDARは搭載していない
・右側面に、ワイヤレス充電端子(Apple Pencil 2用か)
というところ。
「Face ID」「USB-C端子」「Pencil用充電端子」という部分を見ても,iPadProの仕様をそのまま継承しているように感じますので,このままの形ででてくるのであれば,私も「無印」ではなく,「Air」の新型と見ます。
ディスプレイサイズのみが気がかり…
ただ,気になるのは,ディスプレイサイズが「10.84インチ」となっているところ。
iPad Proをそのまま継承…ということであれば,すっきり「11インチ」でよかったのではないでしょうか? それとも,2018年Proの11インチは,実質「10.84インチ」だったということ?
コストのことを考えても,なるべく仕様変更せずに,2年前の「Pro」を「Air」にすげ替える…ということを考えたくなりますが,どうでしょう?
もう一点…。
もし9月に発売されるのが「新型Air」だとすれば,「無印」は一体いつデビューすることになるのでしょうか?
また,「Airと無印」の差異をどの部分に付けてくるのか?
もしかすると,「電源ボタンTouch ID」が搭載されるのは「新型無印iPad」と考えることができるかもしれません。その方が,iPhone,iPadでのヒエラルキーがわかりやすくはなりますね。
あっ,それから…。
11インチサイズのiPad Proは今後出てくるのでしょうか?
以前も,MiniLED搭載の新型iPad Proの噂としては「12.9インチのみの発売になる」という情報もありましたね。
廃版となるPro11インチの替わりとして位置付けられるのが,「新型iPad Air」になる…という考えもあるのかもしれません。