Apple PayがQRコード決済業界に参入?
世の中は電子決済において,QRコード決済が全盛のようで…。
私は雑多なQRコードアプリの欄辣に辟易とする部分が多く,日常の買い物においては頑なにQUICPayでの支払いを続けております。
ただし,LAWSONでの支払いに関しては,Apple PayとPontaポイントとの紐付けがなされているために,必ず「Apple Payで」とお願いします。まあ,紐付けているクレジットカードは同じものなのですが…。
QRコード決済には,各社のポイント還元等のメリットはあるのでしょうが,私の使い方ではそのようなメリットよりも「煩雑さをなくす」ことの方が重要ですので,「QUICPayで…」となっているわけです。
そんな中…。
Apple PayがQRコード決済対応するのでは…という情報が来ています。
変わるのか? 私の決済方法?
iOS14.4beta内に,アイコンが…
記事によると,
Apple PayがQRコード決済に対応することを示唆するアイコンが,iOS14.4の内部向けバージョンから発見された,との情報提供があった
ということです。
いつものごとく,「アイコン」から情報をゲットする…という手法ですね。
そのアイコンの画像がこちら。
ベゼルレスタイプはもちろん,iPhone7以降のApple Pay対応機種であれば,利用できるということなのでしょう。
気になるのは,
「サードパーティーアプリと連携する可能性も指摘されています。」
という一文です。
Appleが独自の決済アプリを開発してこの業界に参入するのではなく,既存のアプリと連携する…という可能性を示唆しています。
QUICPayやID等のクリジットカードを大前提とする決済では,銀行とカード会社以外が介在する要素が少なかったわけですが,QRコード決済に関しては間に「アプリ」が介在することで,それぞれが独自のアプリに客を呼び込む必要性があるため,利害も生まれますし,それに伴う煩雑さも生じます。
「Apple」という名称が加わるだけで,恐らくは結構な顧客が流れる可能性がありますので,「どこと組むか」ということは極めて重要な要素となってきますね。
どんなメリットがあるのか?
また,利用者にとっては,「どんなメリットがあるのか?」ということは極めて重要です。QRコード決済を理由するユーザー層は,ポイント還元率や「〇〇祭」のようなイベントごとにも敏感なはず…。
個人的には,Appleがあまり露骨なポイント還元競争の矢面に立って欲しくはないのですが…。Appleとしてもそれは望まないでしょうから,Apple PayのQRコード決済参入自体が,本来のAppleのイメージとはそぐわない面もあるのではないかと考えます。
私の個人的な意見としては…。
Apple PayのQRコード決済参入のタイミングで,
「Apple Cardを日本でも解禁する」
のが「正解」だと思うのですがどうでしょう?
その上で,「チャージ」という考え方ではなく,あくまでもApple Cardからクレジットカードのように後払いで引き落とされる…という方式に限定したら,Appleのスマートなイメージを守りながら,Apple Cardが一気に浸透するチャンスなのでは?
Apple CardでAppleデバイスを購入すると,3%という高ポイントが還元されるようです。高額なMacやiPadを購入することを考えると,このポイントはバカになりません。
QRコード決済だけではなく,従来のApple Payを充実される意味でも,「Apple Card」の導入についても考えてもらいたいところです。