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正に新基準 SONY「WF-1000XM4」レビュー④〜ノイズキャンセリング編〜

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最強のノイキャン性能なるか?

SONY「WF-1000XM4」のレビューをしております。
 これまでに,「到着編」「音質評価編」「BLUETOOTH接続編」「BLUETOOTH接続解決編」をお届けしました。 

 今回は,「ノイズキャンセリング」に関して。

 これまでのレビューでも書いてきたとおり,前作のWF-1000XM3では,強力といわれていたノイキャンの効果を感じることができませんでした。恐らくは,私の耳穴の形・大きさが特殊なのだと思われます。

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 私にとって,イヤホンで現在しっかりとノイキャン効果を感じ取れるのはAirPods Proのみ。その強力なノイキャンは,普段使いの中で役立っているのはもちろんなのですが,いかんせんAirPods Proの音質は残念なもので…。

 現在は,これも私の耳にはやや効果の薄いElite85tのノイキャンに頼っているところ。
 しかし,先の「音質評価編」でも述べたように,音質ではWF-1000XM4の方がダントツで優れるという結果となりましたので,本機のノイキャンがある程度効くのであれば,普段使い用のイヤホンが「Elite85t → WF-1000XM4」と,完全移行になります。

 さあ,運命のノイキャン性能チェック!

 

納得の効きに安堵!

 結論からいうと,WF-1000XM4では,十分なノイキャンを感じ取ることができました!
 良かった!

 各種レビューでは,ヘッドホンであるWH-1000XM4に迫るノイキャン…という評価もあったのですが,私の耳では,
「WH-1000XM4 > AirPods Pro > WF-1000XM4」
というところです。

 しかし,これまでのノイキャンイヤホンのように,「僅かに効く」という感覚では無く,あくまでもしっかりと効いているのを実感できています。

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 AirPods Proでは,ノイキャンが効く瞬間に「キュッ」と締め付けられるような感覚が発生し,ノイキャンが効き始めるのがはっきりと把握できるのですが,WF-1000XM4ではそのようなはっきりとした挙動は存在せず,いつの間にか聴いているという感じ。
 個人的には,効いているのかどうかがはっきりと把握できるAirPods Proのような挙動が好みですが,まあよしとしましょう。

 

音質とノイキャンの両立に成功!

 先日の「音質評価編」でも述べたように,WF-1000XM4は,これまでのノイキャンイヤホンの音質の基準を一気に引き上げたとも言えるほどの音質アップを成し遂げています。

 そして,その上にこのノイキャンです。
 これまでの完全ワイヤレスノイキャンイヤホンにおける最大の懸念材料であった「音質とノイキャン性能の両立」に一発回答を出した…という印象が非常に強いです。

 今のところ,トータルで考えたら「WF-1000XM4一択」といってもいい状況なのではないでしょうか?
 BLUETOOTH接続の問題が解決された今となっては,なおさらその思いが強くなっています。

 当然,後発のイヤホンはこのWF-1000XM4を基準にして評価されます。
 いやいや,どのメーカーも,一気にこの基準にまで音質とノイキャンのレベルを上げてくるのは至難の業なのでは…とも感じるのですが。
 ゼンハイザーにしても,ノイキャンの弱さを音質のよさでカバーしてきましたが,WF-1000XM4以上の音質となると,そう簡単ではないはずです。

 しかし,WF-1000XM4がリファレンスとなり,いずれこれ以上の性能のイヤホンが出てくるでしょうから,未来は明るいです。
 本機「WF-1000XM4」は,完全ワイヤレスノイキャンイヤホンの新たな未来を切り開いてくれたイヤホンとして,長い間語り継がれるような名機になり得ると考えます。

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