iPhone、Macのディスプレイ革命は「2025〜26年」に起こるのか?
ここ数年、iPhoneのディスプレイに関する噂は賑やかでした。
「パンチホール」「ピルホール」「ピンホール」、そして完全フラットなディスプレイへ…。
この過程でのポイントは、
「Face ID用のセンサーやカメラ、およびインカメをディスプレイ下に埋め込む」
ということです。
Galaxyが先行して取り組んでいる事柄ですが、埋め込むことによって精度に欠けたり、カメラ部の跡が目視できたりと、Appleが目指す完成度には届いていないのが現実のようです。
しかし、いよいよ実現に向けてAppleが本格的に動き始めるのでは…と見られています。
これまでの予想では
〇2024年→「iPhone16 Pro」でFace IDカメラ・センサーを埋め込み
→インカメだけが「ピンホール」として残る
〇2026年→「iPhone18 Pro」でインカメもディスプレイ下に
→完全なフルフラットディスプレイになる
という考えが支配的でしたね。
「2年刻みで新しい技術をProモデルに搭載していく」というこれまでのAppleの戦略とも合致します。
だとすると、Proモデルの1年遅れで無印にも搭載されていく…ということが予想されます。
そして…。
最近はこれに「Mac」のディスプレイ事情が絡んでくる事態になっています。
Macの「タッチパネル」が実現したら「大革命」
まずもって、一つ目の記事は、
ロス・ヤング氏は、小型化された画面下埋込み型カメラが2026年モデルのiPhone18 Proシリーズに搭載されることが期待される
というもので、これまでの予想を繰り返したものになっています。
前掲のiPhone事情とピタリ重なりますね。
それはいいのですが、この情報が、上記二つ目のMacに関する記事と連動するとヤング氏は考えているようなのです。
このMacに関する記事とは、
「2025年モデルのMacBook Proでは、画面下埋込み型Face IDや画面下埋込み型カメラが搭載される」との予測
になります。
この予測はDSCCがレポートで伝えているものですが、
Appleが2025年モデルのMacBook Proにタッチスクリーン内蔵有機EL(OLED)ディスプレイの搭載を計画している
というもの。
そのOLEDディスプレイはSamsung製で、
〇ノッチに埋込み型Face IDや埋込み型カメラを搭載
〇ディスプレイパネルの構造は、2層・スタック型(iPad Pro用と同じ?)
〇パネル自体はリフレッシュレート1Hz〜240Hzに対応
〇実製品のリフレッシュレートは48Hz〜240Hzで、反応速度と低消費電力を両立
発光効率に優れた新素材採用
というもののようです。
私が衝撃を受けたのは、「タッチスクリーン内蔵」という点です。
これまでも「OLEDディスプレイ搭載Mac」については何回も噂に上ってきました。
iPad Pro→Macという流れもほぼ確実でしょう。
しかし、これも噂になっていた「タッチスクリーン」と同時期に来る…というのですが、正直驚きました。
OLED化だけでもこれまで散々苦労してきたAppleが、一気にタッチスクリーン内蔵までいけるものでしょうか?
これがもし実現するとしたら、これまでAppleが唱えてきた「Macにタッチスクリーンは搭載しない」という方針を一気に改めることになる「ディスプレイ革命」と言えるものになるでしょう。
本当に僅か2年後に実現する?
TrackPadという魔法を用いて快適な入力操作を可能にするとともに、直接入力はiPadという役割分担を敷いてきた一連のAppleデバイスの考え方を根本的に変えてしまうことになります。
そんな事態が2年後に起こりうるでしょうか?
AppleはApple Silicon化という革命を起こしました。
WWDCでの宣言後、2年間で完全Apple Silicon化…という目標は、当初は無理だと思っていましたが、Mac Proを覗いては一応完遂したことになります。
今回の「Macタッチスクリーン化」は、これに次ぐ大きな変革だと感じます。
いきなり発表ということではなく、数年前からの予告が必要なくらいの代物かと…。
この動きが本物だとすれば、来年あたりのWWDCで何らかの発表があってもいいかもしれません。