iPhone用Apple純正モデムは2027年まで登場しない?
Qualcommがドロドロの法廷論争を繰り広げ、AppleがIntelのモデム部門を買収して以来、Appleが純正のモデムをiPhoneに搭載する準備をしている…ということは周知の事実となってます。
ただ、いつまでもその純正品の姿が見えてこないのに加え、先日はQualcommの新モデムが非常に優秀なスコアをたたき出したという記事をご紹介しました。
しばらく前から、
「Appleはモデム事業に苦労している…」
という声が聴かれるようにもなってきています。
そんな中…。
2027年までは純正モデム内蔵のiPhoneは登場しないのでは…という噂が来ています。
Apple、Qualcommと2026年までの契約結ぶ
記事によると、
Qualcommはプレスリリースにおいて、Appleが「2024年、2025年、2026年」に発売するスマートフォン向けに、Snapdragon 5Gモデム-RFシステムを供給する契約を締結した
ということです。
これまでにいつまで待ってもApple純正モデムが登場しないことで、当然開発の遅れが心配されていたのですが、ここに来て「2024年、2025年、2026年」という今後3カ年のQualcommとの契約が成立したとのこと…。
ということは当然ですが、
「2027年までは、純正モデムを搭載した新型iPhoneは登場しない」
ということになるでしょう。
いや〜、今か今かと待っていたさなかに「プラス3年」ということで、これはいよいよAppleのモデム事業に暗雲が立ちこめてきた…と言えるでしょう。
前回のクアルコムのモデム記事の中でも書きましたが、これは「頓挫」があり得るかもしれませんね。
だって、少なくても「iPhone18世代」まではQualcomm製のモデムを使用するということで、その頃のiPhoneは「スクリーン下Face ID」さえも現実のものになっている世代かもしれません。
また、もしかすると、折りたたみiPhoneが登場しているかも…。
これからの3年はiPhoneにとっても大きな変革を迎える局面となりそうですので、Appleは本当であればそこに新規モデムを突っ込みたくは無いはずです。
新型iPhone15が発表された今、数年先のiPhoneを敢えて考えてみる…というのも一興かもしれません。