Apple Cチップなんて余裕? Qualcommは自社製モデムに自信あり?
先日、iPhone 16eに初搭載されたApple初の純正5Gモデム「Apple C1」に関する記事を書きました。
性能的にはC1も結構優秀で、省電力性に優れていることから、現段階でもQualcomm社製のSnapdragonモデムと渡り合えるだけの力をもっているようです。
ただ、現時点ではミリ波未対応…ということで、フラッグシップiPhoneにはあと1から2年はQualcomm製のモデムが搭載されるとの見方が有力ですね。
さて、そうなると…。
当然ながらQualcommは随分と危機感を感じているのでは?…と思うわけですが、状況はちがうのかも…。強がりでなければですが…。

鍵はこちらも「AI」か?
記事によると、
初の自社製モデムを搭載したiPhone 16eの発売を受け、これまでiPhoneにモデムチップを供給してきたQualcommの最高経営責任者クリスティアーノ・アモンCEOが米メディアCNBCに対してコメントした
ということです。
その言葉とは、
「QualcommができることとAppleがやっていることを比較すると、プレミアムAndroidデバイスとiOSデバイスの性能に大きな差が生じることになる」
というもの。
裏を返せば、それだけ自分たちはAppleの先を見通しており、Qualcommが採用されるAndroidとAppleとの差が今後開いていく…という主張になります。
その根拠としてクリスティアーノ・アモンCEOは、
Snapdragon X85 5Gは非常に多くのAIを搭載した初めてのモデムで、より弱いシグナルにも対応可能になっている
と述べています。
なんと、驚くべきことに、「モデムにもAI」が今後トレンドになる…と言及しているわけです。
モデムにAI?…と、やや腑に落ちない面もあります。一体どのような機能が搭載され、それがどのように活かされるのか? ちょっと想像しづらい…というのが一般的な捉え方なのではないでしょうか。
また、「弱いシグナルへの対応」という点については、先日書いたApple C1の記事内で紹介した検証動画を観ると、確かにSnapdragonモデムは電波の摑みはやや強いという結果になっていました。ただ、掴んだ後の粘りはC1優勢だったような…。
この点で、C1を一気に突き放すような次元の伸びを示してくるのでしょうか?

ただ、Snapdragonモデムの性能が向上すれば、当然ながら「C2」「C3」と年次改良するとしているApple側も性能向上を図ってくるでしょう。
現状の出来を考えると、個人的には「Apple Cチップ」の伸びの方がより期待できる…と考えてしまいます。それだけC1の出来はよかった…と言えるのではないでしょうか?
何はともあれ。
企業が競い合うことは大変いいことです。
Apple、Qualcomm双方がより高い意識で、よりよい製品を登場させてくれることを願うばかりです。