Canonがついに「RF」マウントを開放!
Canonのカメラ部門があえいでいます。
先日は、「デジカメ低調のために営業減益」という報道があったばかりです。
大手家電量販店等による毎月の「売上トップ10」のランキングにも、Canon勢としては「R6 MarkⅡ」がギリギリ入るくらいで、SONYはもちろん、Nikonにも水をあけられているような印象を受けます。
新機種がなかなか登場しない現状もありますし、Canon純正のRFレンズがどれも超高級品ばかりで、プロやハイアマチュア以外は全くもって手を出しづらい…という現実をCanon自身がつくってしまいました。
どうなんでしょう?
中・長期的に見て、一般的な層のユーザーは重要では無いのでしょうか?
私にはどうしてもそうは思えません。
これまでだってCanonを支えてきたのは「Kiss」等のライトユーザーを対象とする機種のように思えるからです。
その層がスマホへと移行している…という現実はあるでしょう。
しかし、だからといってそこを無視するようでは、Canonの未来は暗いのでは?…と冴え思えます。
そんな中…。
これまで頑なにRFマウントをサードパーティーに開放してこなかったCanonが、新たな一歩を進めました。
シグマが「18-50mm F2.8 DC DN」など6本のRFマウント対応レンズを発表 - デジカメinfo
タムロンがRFマウント用の「11-20mm F/2.8 Di III-A RXD(Model B060)」の開発を発表 - デジカメinfo
なるべく早くフルサイズレンズを!
シグマ、タムロンが、RF-S用のレンズを発表しました。
廉価で優れたレンズを製造している両者ですし、市場の中での評価や需要も確立されてい増すので、非常に喜ばしいことです。
最近のCanonレンズは、それなりの描写を得ようとするととんでもない価格になることが殆どですので。「廉価・コンパクトで高性能」をCanonが実現できないのだったら、もっと早くサードパーティーに開放するべきでした。EFマウントでできていたことがRFではできない…ということでは、それまでのCanonユーザーにそっぽを向かれる可能性さえありますし…。
ただ…。
今回発表されたのはどれもAPS-Cタイプの「RF-Sレンズ」です。
つまり、フルサイズセンサーを搭載したボディーには装着できないということ。
しかも…。
いずれのレンズにも手ぶれ補正機能はついておらず、CanonのAPS-C機で手ぶれ補正を備えている機種が「R7」だけ…ということを考えると、大きな弱点であることは確かですね。
やはり、「本丸」はフルサイズ機への対応…ということになるでしょう。フルサイズだったら、最近の機種には手ぶれ補正がついているものが多いですし、純正とサードパーティーとの両立も可能なのでは?
Canon、もはやなるフリ構わずに「Canon機を買ってもらえるための努力」をするべき時期に来ているのではないでしょうか?
判断を間違うと、一気に沈んでしまうことも考えられます…。