来年のiPhone16 Proは3nmプロセス「NP3」搭載か?
まもなくお披露目される「iPhone15シリーズ」ですが、その最大の注目は「A17Bionic」だと言っても過言ではないでしょう。
なんといっても初の3nmプロセスルールで製造されたチップであり、今後のMac用M3チップにも応用されるテクノロジーです。
「数年前のスマホで性能的には十分…」
ということにも賛成ではありますが、ことMacの性能を考えれば、このA17Bionicで大いに伸び代を形成して欲しいところです。
そんな中…、すでに来年のiPhone16 Proが搭載されるチップの記事が来ているのですが、その性能アップが微々たるものだとする内容になっており、少々心配です。
これだったら、iPhone15 Proからの買い換えは…
記事によると、
リーカーのRevegnus氏(@Tech_Reve)によれば、iPhone16 Proシリーズ用A18 Bionicは、TSMCの3nmプロセス「N3P」で製造される
ということです。
「N3系」のチップに関しては、
「iPhone15 Pro発売当初は"N3B"で製造するものの、その後内部的に製造コストの安い"N3E"に切り替えられる」
という説が以前から出ていますね。
「N3E」になることで若干性能が落ちる…とされていますので、これが本当だとすれば、
「iPhone15 Proシリーズは初期型が買い!」
となるのですがどうでしょう?
そして、今回は「その後」のことになりますね。
今回の記事では、N3Eから「N3P」というタイプに置き換えられる…としています。
ただ、ちょっと気になるのが、N3Eから「N3P」に変更になることでのパフォーマンス向上が「5%」ほどしかない…というのです。
この記事には以下の資料が添付されています。
現行iPhone14 Proに搭載されているのが「N4P」ということで、「N5」との直接比較はできないのですが、「N5→N3E」を「N4P→N3E」と考えると、「+18%」がそれなりに低下することになるでしょう。
しかし、それにしても、最低でも「+10%」は確実に上積みが狙えるのでは?
それが「N3E→N3P」のアップが「+5%」に留まる…というのですから、N3Pがマイナーアップバージョンだとしても非常に物足りなさを感じます。
省電力性もこれまでの世代とM3E世代との強烈な向上ぶりからすると、N3Pはこれまでの当たり前の向上に留まるかと…。
だとすれば…。
iPhone15 Proシリーズを購入してしまえば、翌年の「16Proシリーズ」を買い替えるメリットが非常に薄くなるのでは?…と感じてしまいます。
まあ、少なくとも分かるのは、
「性能的に見れば、今年のProシリーズは買い」
ということです。
巷では、「15シリーズは売れないのでは?」という予想もありますが、今年のモデルチェンジが「メジャーアップデート」になる…ということは間違いがなさそうです。