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キヤノン「EOS R1」の「2400画素問題」を考える〜「EOS R1」を相棒に⑦〜

キヤノン「EOS R1」の「2400画素問題」を考える

 キヤノンのフラッグシップ機「EOS R1」を購入し、レビューしております。

 

 これまでファーストインプレッションでお届けしたように、まずもって出てくる画像の品質か素晴らしく、単純に「EOS R3」より優れていると思いますし、そのAWBの優秀さはこれまでに感じたことがないレベルです。 

 おまけに、AF性能の潜在能力の高さの一端も感じることができていますので、満足度は非常に高いです。
 正直、EOS R3を購入した際にも満足感は高かったのですが、今回のEOS R1はその数段上をいっています。まあ、あくまでも個人的な感覚ですが…。

 

 さて、予想通りに、各社のフラッグシップ機同士の比較レビューも徐々に登場しています。
 そして、その内容も総じて予想通り…。

 多くのレビューが、

「2400万画素の低画素」
「動きもの特化というニッチさ」

を欠点として取り上げていますね。

 まあ、「一般的には…」という観点で述べているのだということは理解できますが、それにしてもフラッグシップに「一般性」を求めること自体がナンセンスなような気もします…。

 

 今回は、現時点で感じているEOS R1の「欠点」とされる項目への思いを…。

 

性能面で「やり過ぎ」はない! 2400万画素は欠点ではなく「考え方」

 まずもって、
「EOS R1のAFは確かに素晴らしいが、そこに特化しすぎて一般的ではない…」
という指摘です。

 これ、私は、
「性能面での "やり過ぎ" なんてない!」
と考えます。

 カメラに限らず、PCにしてもスマホにしてもクルマにしても、高性能であることは素直に「スゴイ!」と認められるべきです。

 当然価格が上がる…というデメリットはあるでしょうが、それが無理だったらランクを下げるなど、機種選択にあたって妥協していくのは致し方ないところでしょう。
 高性能は高性能、購入できるかどうか(その点にそこまで投資できるかどうか)はその人に考え方次第…というだけの問題です。

 優れたAF性能に対して「やり過ぎ」なんてこと、評価としてはどうかと首をひねりたくなります。

 

 「2400万画素」は確かに弱点になり得ます。
 ただ、高解像度の画像が必要な方はそもそもが候補に入れない可能性がありますね。

 その点でいえば、
「考え方次第であり、そもそもが高画素機はライバルになり得ないのでは?」
とも捉えることができそうです。

 

 また、キヤノンシステムを使っているのであれば、以前ご紹介したような「アップスケーリング」で対応する…という手もあります(カメラ内の機能もありますが、やはりPCで行うのが一般的な感覚でしょう)。

 

 前回の記事「EOS R1を相棒に⑥」の野鳥はすべてアップスケーリング後の切り抜き画像であり、私はEOS R3に移行してからはこの手で行くと覚悟を決めました。

 

 キヤノンは、敢えて低画素である「2400万画素」を選択することにより、AF性能、連写性能、高感度帯強化、画質の鮮明さを選択したのです。

 私もEOS R3にしてからは、暗い場面でも躊躇なくISO感度を上げられることの喜びを感じています。
 また、
「R5と比べてもR3の方が画像の鮮明度が高い!」
という事実にも驚きました。

 これが、先日お伝えしたように、
「R3と比べてもR1の画質が優れている!」
となっているわけで、特別大判でのプリントをしない私にとってはメリットの方が大きいのです。

 

 と、EOS R1ユーザー目線で述べてきましたが、各社のフラッグシップはそれぞれに強みをもち、それをユーザーが自分の目的に合わせて選択する…というのが本質。

 それぞれの機種の「〇〇が残念」という考え方ではなく、「それぞれの強みを分析」するようなレビューが欲しいものです。

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