キヤノン「EOS R1」 ダイナミックレンジの狭さ・高感度性能の低さが話題に…
キヤノンのフラッグシップ「EOS R1」を導入しました。

これまでのレビューはこちらをご覧下さい。
EOS R1 カテゴリーの記事一覧 - カスタム/CUSTOM/でいこう😎
EOS R1の導入直後ということで、もちろん全く使いこなせてはいないのですが、それ実力の片鱗を感じながら年を越そうとしています。。
来年はいよいよこれまでになかった撮影体験ができるのでは…と、自分自身が楽しみにしているところです。
さて、そんな「フラッグシップ」のEOS R1なのですが、非常に気になるデータ結果が公表され、話題になっています。2024年最後の日にこの話題で締め、2025年への橋渡しにしたいと思います。
最新、しかもフラッグシップ機なのに、動画そのEOS R3の方がダイナミックレンジが広い?
連写性能とのトレードオフだったら非常に残念だが…
記事によると、
Photons to Photosに、キヤノンのフラッグシップ機「EOS R1」のダイナミックレンジと高感度性能の測定データが掲載されている
ということです。
その結果がこちらです。


なんと!
EOS R1の最大ダイナミックレンジの値はEOS R3どころかEOS R5 MarkⅡをも下回っている…という衝撃的な結果なのです。
というか、この数値だけを見るとEOS R3のセンサーの優秀さが際立ちますね。素のままの対象物を高画質で撮る…ということに関しては最高のカメラなのかもしれません。
そして、この記事が紹介された当時は「α1Ⅱ」のデータが出ていなかったのですが、先日こちらも公開され、各社のフラッグシップ機のデータ比較がされていました。

そのデータがこちら。

これを見ると、低ISO帯のおけるα1Ⅱの強さが光っていますね。
そうなると、
「EOS R1は2400万画素と低画素を選択しているのに、画質面でSONY、Nikonの後塵を拝するとはどういうことか?」
という疑問が当然湧いてきます。
しかし、ここまで私がEOS R1で撮影してきて、「EOS R1がEOS R3よりも劣る…」と感じたことはないのですが…。
すでにEOS R3を手放しているので直接比較できないのは残念ですが、出てくる絵としてはEOS R1の方がリアルに美しく感じます。
また、低画素機のEOS R1が、Z8・α1Ⅱと比べて本当にポテンシャルが低いか…といわれレズ、必ずしもそうではないと考えます。
というのは、今回のテスト結果が、
「ノイズリダクション無しのRAWデータを元にして作成されている」
からです。
EOS R1が登場した際に、
「EOS R1はノイズリダクションありきの絵作りになっており、低ISOのが画像にもノイズリダクションがかかってる」
という批判めいたレビューが出ていたことを記憶しています。
ノイズリダクションの善し悪しは別にして、キヤノンとしては何らかの原因でノイズリダクションありきの絵をデフォルトにすることを決断した者と思われます。
そしてそれは恐らく、「連写性能」「AF性能」とのトレードオフだったのではないでしょうか?

この点についていえば、正直、
「低画素機で来るのであれば、せめてEOS R3並に抑えてほしかった…」
ということになります。
しかし、機能面での高みを求めたとき、現在の技術ではそれが適わなかった…ということなのでしょう。
また、もうひとつの考え方として、
「"ノイズリダクションありき" は果たして悪なのか?」
ということを練り込んでいくことは必要でしょう。
低照度帯の撮影がデフォルトになっている現代において、もはやノイズリダクション無しという観念は成り立たないのではないでしょうか?
本ブログでも、「PureRAW 4」がEOS R1に対応する2025年2月には導入することを前向きに考えている…ということを以前書きました。
現代の技術からすると、うまくノイズリダクションをかけることで、期待以上の画像が手に入ることは明白です。
キヤノンが、ようやく世に出したフラッグシップ機において、「ノイズリダクションを入れても他者の高画素フラッグシップ機以下の画像しか提供できない」という絵作りを行うことなんて、さすがに考えられないのではないでしょうか?
しかし、いずれにしてもキヤノンがすっきりとしない不安を与えていることは事実。本当であればすっきりとNo.1の画質を提供すべきでしたね。
しかし、それかできないくらい、昨今の「連写」「AF性能」とのバランスの取り方が難しくなっているのでしょう。
このあたりが、
「デジタルカメラの画質向上は止まっている…」
と囁かれる要因となっていることは間違いありません。
今後、ノイズリダクションありきの「通常仕様」バージョンでの比較をしてくれることを願います。