2回目の野鳥撮影から見えてきたEOS R1の限界と可能性
キヤノンのフラッグシップ「EOS R1」を導入しました。

これまでのレビューはこちらをご覧下さい。
EOS R1 カテゴリーの記事一覧 - カスタム/CUSTOM/でいこう😎
前回は2回目の野鳥撮影にチャレンジしたことと、水面にたたずむ野鳥の画像をご紹介しました。
今回は、飛翔シーンの画像をご紹介しながら、今後のEOS R1と超望遠との付き合い方について考えていきたいと思います。
「PureRAW 4」と「アップスケーリング」必須の運用か?
先ずは画像の紹介を…。
出来映えはさておいて…。
すべての画像でISO10000にしてシャッタースピードを十分にキープできるようにするとともに、果たしてEOS R1のISO10000は使えるのか?…ということを検証してみることにしました。







まずもって感じたのは、以下の2点。
①「RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM」+「EXTENDER RF×2」という組み合わせで焦点距離が「1000㎜」になっているが、それでもトリミングが必須である
②ISO10000になると、そのままの現像ではさすがに荒さが目立つ。ある程度の大きさのプリントアウトとなると躊躇することになる
「1000㎜でも足りない…」という野鳥撮影の怖さ…。先ずはその恐ろしさに震えますね。
そして、1000㎜で撮影しても結局はトリミング必須。そうなるとどうしてもEOS R1の2400万画素が弱みとなります。
ここを補うには、アップスケーリングが本当に必須ですね。
EOS R1はカメラ内のアップスケーリングにも対応していますが、さすがにそれでは機動性が悪すぎますので、私はDPPのプラグインとして「Neural network upscaling Tool」を利用しています。「解像度4倍」はこれからも必要不可欠となりそうです。
また、ISO問題はより深刻です。
EOS R1は低画素機であり、他の高画素機に比べて当然高ISO時の画質に関してはメリットがあるはず。しかし、それでもプリントアウトを前提にするとなかなかに厳しいです。
どうしても精細感が失われますし、拡大するとその粗はどうしても目立ってしまいます。
秋田の冬場は基本的に日差しが期待できないことが殆どですので、夏場は別にして、冬場はISO感度を上げることが前提となっていきそうです。
そうなると、心は「PureRAW 4」へと向きます。
以前、EOS R1への対応が「2月」になる…ということをご紹介しました。
この記事の後、いろいろと調べてみましたが、キヤノンの「Neural network Image Processing Tool」やLightroomのノイズ低減機能よりもDxO「PureRAW 4」のノイズリダクション + 画像鮮明化が優れているようです。
Canonの「Neural network Image Processing Tool」の鮮明化はLightroomのそれよりはややソフトにかかる傾向にあるようですので、当然PureRAW 4よりはその効果がかなり劣ると予想されます。
まあ、効果がきつすぎると不自然に見える…という分野ですが、PureRAW 4に関しては非常に前向きなレビューが目立ちますので、CanonよりもDoXに行った方が幸せになれそうです。
というか、2月にPureRAW 4がEOS R1に対応した時点で、即購入が決定的ですね。
PureRAW 4を導入した際には、今回のISO10000の画像がどの程度鮮明化されるのか?…ということをご紹介していきます。
これで満足できるのであれば安心して現在の体制で使い続けられますし、もし満足できないのであれば悩みが深まる地獄に突入することが決定的となります…。
PureRAW 4、安心させてくれ!