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キヤノン「EOS R1」 ノイズ低減アプリ「PureRAW 4」「PhotoLab 8」どうする? ついにEOS R1対応〜「EOS R1」を相棒に㉝〜

ノイズ低減アプリ「PureRAW 4」「PhotoLab 8」どうする? ついにEOS R1対応

 キヤノンのフラッグシップ「EOS R1」を導入しました。 

 これまでのレビューはこちらをご覧下さい。

EOS R1 カテゴリーの記事一覧 - カスタム/CUSTOM/でいこう😎

 

 さて、「EOS R1 + RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM +  EXTENDER 2×」で野鳥撮影をすると、どうしてもISO感度が上がってしまい、画質に不満が出る…ということを以前ご報告しました。

 なんといっても「1000mm開放でF14」ですから、曇天時には「ISO10000」には軽く達してしまうのです。こうなるとさすがにプリントアウトして楽しむ…というというのはなかなか厳しい状態に陥ります。

 

 そこで注目したのが「ノイズ低減アプリ」
 キヤノンも純正の「Neural network Image Processing Tool」を投入していますが、PureRAW 4と比較すると、PureRAW 4の方が優秀…という評価が多いようです。

 また、Mac使いの私からすると、そもそも「Neural network Image Processing Tool」がMacに未だ対応していない…というジレンマ。「Neural network upscaling Tool」は対応済みですので、何とか早くお願いしたいものです。

 

 少しでも早く「PureRAW 4」を試したかったのですが、「EOS R1への対応」が2025年2月以降…ということで待っていました。
 すると、「2月5日」の段階でついに「EOS R1への対応」を確認しました。

 今回は「DxO PhotoLab 8」でのRAW現像にも興味があったため、こちらを30日の無料トライアルで試してみました。

 

超絶意外な結果に…

 結論からいうと、超絶意外な結果になりました。PureRAW 4のこれまでの評価を色々と見聞きしていたので、「本当か?」と疑ったくらいです。

 そう、何と、「DPPの方がノイズが少ない…」という考えられない結果です。

 

 具体例を…。
 以下の画像は、EOS R1の「ISO10000」で撮影したRAW画像ですが、上が「PureRAW 4」、下が「DPP補正あり」で展開したものです(今後の画像、上下はすべて同じです)。
 2400万画素をクロップしていますので、画質的に厳しいのはご了承ください(プリントアウトするのであれば、この後アップスケールすることになります)。

上「PureRAW 4」、下「DPP」

 

 PureRAW 4は最上位の「DeepPrime XD2s」を使用し、ノイズ低減量は標準です。

 明らかに「PureRAW 4」の方がノイズが多いですし、パキパキの絵になって使い物にならない印象です。ノイズ低減量をMaxにするとノイズは減ります。というか、Max100%にしないとどうにもならない印象ですが…。
 しかし、MaxにしてもPureRAW 4の不自然さは変わらず、これでもDPPの方が優れていると感じます。

 

 こちらはISO8000のアオサギ。
 これも上が「PureRAW 4」、下が「DPP」。

 

 解像度はPureRAW 4が上ですが、どうしても色味が変ですし、何しろノイズがひどい!
 こちらはノイズ低減量をMaxにしても印象は変わりませんでした。背景のボケが異様に目立つようになるのも気になります。

 

 こちらは「ISO5000」
 やはりPureRAW 4はノイズ多し。

 

 こちらは「ISO10000」
 上のPureRAW 4はバックの黒がしまっていて一見よさそうに見えますが、手前のボケ部のノイスがひどく、その他の部分のくっきり具合も不自然です。

 

 どうでしょう?

 どう考えてもDPPのも方がノイズ低減とディティールのバランスが優れているように見えます。また、PureRAW 4の方がシャープネスが効いているように見えますが、明らかに不自然に効き過ぎであり、DPPはここから更にシャープネスを上げるかなりの余裕があります。
 EOS R1の本当の描写を素直に反映しているのは明らかにDPPだと判断しました。

 

 さあ、困りました。
 内心、「PureRAW 4導入」で心が決まりかけていたのです。

 これが、まさかの「DPP有利」

 

 これまでDPPの評価がそれほど高くなかったのは、全く補正をかけないRAWデータで語られていたから?
 正直よく分かりません。

 

 さて、ここで考えてしまうのが、
「キヤノン純正のNeural network Image Processing Toolの効きがどれくらいか?」
ということです。

 しかしMac非対応(いずれは対応の予定ですが…)。

 

 そこで考えました。
 そう、つい先日、Windows機を導入したじゃないか!

 

 というわけで、Windows機に「Neural network Image Processing Tool」を入れ、ノーマルDPPとどの程度の差があるのか?…ということを調べてみることにしました。

 何だか大ごとになってきた…。

 

■追記■

 この記事をアップしたところ、私の環境ではPureRAW 4の本当の実力が発揮されていないのではないか…というお声がけをいただきました。

 この方は、様々なノイズ低減ソフトを活用なさっているようで、通常ではDPPの方がPureRAW 4よりノイズ除去の効き目が大きいとは考えづらい…とおっしゃっています。

 検証用のページもアップしてくださっているので、どうかそちもご参照ください。その画像を見ると、やはり私の環境下でのPureRAW 4の画質は確かに満足いくものでは内容に感じます。正直私も「DPP>PureRAW 4」というのは信じ難い面もありますので、しっくりきていないのが現状です。

 当方だけの事案か、それともMacでの不具合か?
 少なくとも私の環境ではこのような結果になっている…ということだけは確かです。

misskey.io

 

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