iPhone19 Proで「画面埋め込み型カメラ」実現の噂
この時期、3月にも登場予定とされる「iPhone SE4(16E)」の情報が連日出てきていますね。iPhone14をベースとしながらも、最新の技術が盛り込まれそうですので、最近のiPhoneでは最も楽しみな機種…とも言えるかもしれません。
また、今後SE4の情報が固まってくるに従って、メイン機種であるiPhone17シリーズの噂が再度盛り上がってくることでしょう。今年は「Air」なる薄型機種にも注目のようです。
さて、iPhoneに関しては毎年のように、「短期的」な予測と「中・長期的」な予測が入り乱れて登場することになります。
「中期的」とう範疇において毎年のように話題になるのは「画面の切り欠き問題」ですね。
「DynamicIsland」の登場から2年かが経過し、以前の予想では「iPhone17 Proでピンホール型の切り欠きになるのでは?」という意見が大半でしたが、昨年後半からは、
「もう1年DynamicIslandでいき、ピンホール化は2026年のiPhone18 Proから」
という方向に変わってきていたような印象を受けます。
そんな中…。
iPhone19 Proでカメラの画面埋め込み化が完成するのでは?…という記事が来ています。

いやいや、Face IDセンサー埋め込みが先だから…
記事によると、
Phone向け有機EL(OLED)ディスプレイの最多数を供給するSamsung Displayが、Galaxy S26 Ultra向けに画面下埋込み型カメラの搭載部がわからない(見た目の違和感がない)ディスプレイを開発しているとの情報が、Xに投稿された。将来的に、iPhoneにも搭載されるかもしれない
ということです。
Galaxyではすでに画面埋め込み型カメラが採用されていますが、よく見ると埋めこまれたカメラが分かる構造になっていたり、極端にカメラ性能が落ちたり…といった問題が生じていました。
この記事の内容からすると、これまでの問題を解決したリニューアル版…ということなのでしょう。
しかし…。
ここで考えなくてはならないのが、
「何故Appleのカメラ埋め込み化が遅れているのか?」
ということです。
まずもってAppleがカメラ品質に拘りがある…ということがあるかもしれません。
ただ、それは単純に写真写りの性能…ということではなく、Appleがこだわる「Face ID」の精度を担保するためと考えるのが妥当です。
そう、Appleが画面下に埋めこみたいのは「インカメ」だけではなく「Face IDセンサー&カメラ」なのです。
Appleがフラッグシップ機ではTouch IDを頑なに採用しない理由が、「Face IDの方が安全性が高い」というもの。つまり、そのFace IDというシステムを担保するためには、高精細な顔情報の読み取りができるセンサー&カメラが必須なのです。画面下に埋めこんだことで読み取り性能が低下したのでは、Appleが理想とするセキュリティー品質に達することができないということになります。

現在は、このFace ID関連の埋め込みが遅れる見込みで、これが「ProMotionディスプレイの1年延長」となって現れているのだと思われます。
もし2026年の「iPhone18 Pro」でFace IDを画面下に埋め込み、インカメ部だけをピンホールにしたモデルが発売されたとすると、恐らく順調にいってもこのタイプのモデルが「2年」は販売されるでしょう。
ということは…。
どんなにことがうまく運んでも、完全に切り欠きがなくなり、インカメも画面下に埋めこまれるのは「2028年のiPhone20 Pro」になるのではないでしょうか?
今回の記事では「2027年のiPhone19 Proから…」としていますが、予定がずれ込んでいることで、これはないのでは?