「Neural network Image Processing Tool」のデータはMacとWindows機でやり取りできるか?
キヤノンのフラッグシップ「EOS R1」を導入しました。
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さて、
「EOS R1 + RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM + EXTENDER 2×」で野鳥撮影をすると、どうしてもISO感度が上がってしまい、画質に不満が出る…
という問題点をクリアにするために、ノイズ低減アプリPureRAW 4のEOS R1対応を待っていましたが、どう見てもDPPの方がノイズが少なく違和感のない画像になる…という印象を受けてしまいました。
そこで、現在WindowsPCにしか対応していない、キヤノン純正の「Neural network Image Processing Tool」に課金してその効果を確かめてみたのが前回…。
すると、明らかに「Neural network Image Processing Tool」の効果が認められ、これは「Neural network upscaling Toolの」の機能も内包されている「Neural network Image Processing Tool」を使っていく方がよさそうだ…という結論に落ち着きました。
しかし…。
いずれはMacにも…といわれて早1年程度が経過する「Neural network Image Processing Tool」。すぐにでもMacベースで使っていきたいと考えているだけに、微妙な状態となってきました。
そこで、Windows機で「Neural network Image Processing Tool」を使って生成した画像が、MacのDPPで使えるのか?…ということを確かめました。
これが可能であれば、Mac⇔Windows感でのやり取りの煩わしさを除けば、私の望むノイズ対策ができるようになるのですが…。
結論! 拡張子を選択すれば「できる」!
結論からいうと、「できる」となります。
ただし条件があるようで…。
それは、出力ファイルの形式を「CR3」にするということ。
もともとキヤノンRAWの形式がCR3なのですが、「Neural network Image Processing Tool」で加工するとデフォルトが「CRN」という拡張子になります。
これを以下の画像の「出力ファイル形式」の欄から「CR3」に直してやる必要があるようです。
詳細は分かりませんが、「CRN」はWindowsしか対応していないのか?
「CR3」を選択して出力すると、その画像のファイル名が「〇〇〇〇_Nn.CR3」と書き換えられ、新しいデータとして生成されます。そして、このデータはMacのDPPでも認識され、当然ですがノイズ低減された後の「処理画像」として表示されます。
またまた当然ですが、その後の画像加工も可能…。
いやいや、安心しました。
これでWindowsネイティブとされてしまっては行き詰まってしまうところでしたので、非常に有り難い!
多少の手間はかかりますが、「より綺麗な画像が手に入る」という喜びに比べたらたいしたことはありません。毎回の撮影で超高感度を使用する訳でもありませんし…。
あとは…。
キヤノンがいち早くも「Neural network Image Processing Tool」をMacに対応させてくれるのを待つだけです。
ほんと、いい加減に出してください!
ちゃんと明言しているのですから…。
次回は、「DPP」「Neural network Image Processing Tool」というキヤノン純正アプリの考え方について…。