なんと、「M4 Ultra」はスルーされる可能性が!
到着した「M4 Max」搭載のMac Studioを楽しんでおります!
これまでM1 UltraのMac Studioを使用していましたが、今回はM4 Maxで十分と判断しました。あまりの価格と第3世代というフラッグシップなのに相矛盾するM3 Ultra存在意義に疑問を感じたから…ということも理由のひとつでしょうか?
実際に、登場したM3 Ultraのベンチマークを見ると、「GPU性能」以外の面では世代の遅れが如実に表れています。
正直、
「これは売れないだろうな…」
と感じます。やはりフラッグシップチップを搭載していながら、下のチップに一部性能で劣っている…と言うのでは納得できません。
こうなると、当然次の「M4 Ultra」に期待したい…となるのですが、そもそもが「登場しないのでは?」という説が急浮上しています。

だったら噂の「新型Mac Pro」は?
記事によると、
新型Mac Studioは、M4 MaxとM3 Ultraという異なるチップオプションで提供されている。しかし、将来的にM4 Ultraチップが登場する可能性は低いと見られている
ということです。
この記事では様々な面から検証しているのですが、最も納得がいく考え方が、
「M4 MaxチップにはUltraFusionコネクタが搭載されていないことが確認されている」
という点です。
基本的に「Ultraチップ」とは、その世代の「Maxチップ」を2つ連結させてパワーを発揮させる…という非常に分かりやすい構造をしています。そして、これまでのM1 Max〜M3 Maxまでの各Maxチップは、チップを連結するための「UltraFusionコネクタ」が搭載されていない…ということなのです。
まあ、これでは機構的にこれまでと同じ考え方での「Ultraチップ」を第4世代で製造すること自体が不可能になるわけです。

というわけで、「M4世代」で「Ultraチップ」を製造するためには、UltraFusionの考え方を使わずに全く新たな「M4 Ultra」を構築しなくてはなりません。
これは、現在のAppleには無理でしょう。
ただでさえ、Ultraよりも上のグレードとなる「Extreme(仮称)」も、発熱の関係で諦めた…という噂が広がっています。今更新構造の超高性能チップを生み出す力はAppleの残っているとは考えづらいです。
となると…。
考えられるのは、
「M4世代のUltraチップ製造は諦め、M5 MaxにUltraFusionコネクタを再搭載させた上で"M5 Ultra"を目指す…」
ということでしょう。
何故M4 MaxにUltraFusionコネクタを搭載しなかったのか?…ということが最大の謎です。
しなかったのか? それとも「できなかった」のか?
冷静に考えると、これでM3 Ultraを搭載した「新型Mac Pro」を登場させたところで、世の嘲笑を受けることになるでしょうから、「フラッグシップデスクトップMac」はその姿を見せないまま終焉…となってしまうのかもしれません。