「Px7 S3」の音質やいかに?
ソニー「WH-1000XM6」の登場が迫る中、熟考の結果、1ヶ月ほど前に発売済みだったBowers & Wilkins「Px7 S3」を購入しました。

以前に購入した「Px8」の音質を、
「音の情報量、解像度、密度感などは素晴らしいのだが、どうしても低音過多の音になり、中音域のボーカルに被ってくる…」
と感じ、手放している身としては、今回の「Px7 S3」が「中音域がよりはっきりとしている」と評価されていることにより購入を決意しました。
「音の素性」としては非常に高いと評価しているBowers & Wilkins。あとは問題の「低音の量」がどうなっているか?…にかかっています。
恐る恐る聴き始めました。
今回は「低音の量」に関するポイントに絞ってまとめていきます。
低音過多傾向は変わらず… しかし、策はあるかも!
基本的にはiPhone16 ProとのBluetooth接続で聴くことを考えています。これまでのイヤホン、ヘッドホンレビューでも触れていますが、私にとってはiPhoneのAACが非常にバランスのいい音に聴こえるのです。LDAC等では無線の限界をかえって感じてしまいます。
当初はイコライザーをいじらずフラットな状態で…。
う〜む、これでは以前の「低音過多」の状態が拭えないと感じました。確かに中音域がPx8と比べると目立つようにも感じますが、それでも支配するのは低音です。
私にとっては、どうしてもイコライザーをいじらないといけないようです。
早速低音部をマイナスにして中高音部を上げる…等の手を尽くして、妥協点を見付けることはできました。中・高音部は、上げすぎるとシャリ付きのようなものが出てくるので、調整がなかなか難しいのですが、結構思い通りに作り込める優秀なイコライザーだと感じました。

ただ…。
最大限低音のレベルを下げても、まだ「ボーカル帯に被る」という印象が拭えなかったのです。以前の「Px8」よりはましなのですが…。
そこで、次なる策を試してい見ることに…。
これで運命が変わります。
キーワードは「有線接続」と「ノイズキャンセリング」!