IE800発売からもう5年かあ…
5年前,IE800がデビューしたときは,
「あの小さな筐体からなんでこんなに素晴らしい音が出るんだ?」
と,誰しもが驚きました。
当初はどの店でも品切れ状態で,私もたまたまネット上で見つけた「在庫あり」という文字を見かけた数分後には「購入終了」という状態だったのを思い出します。
ダイナミック機でありながらBAの多ドライバー機に負けない解像度。それに加えてダイナミック機独特の骨太感を兼ね備えている。
音質だけいえば最強の一品でしたが,私の耳にはどうしてもイヤピースが合わず,泣く泣く他機種に買い換えしました。本体が小さすぎ,軽すぎでスポスポ抜けてくるんです。また,ケーブルの二股部分以降が絶望的に短く,顔の大きな私には「パッツンパッツン」の状態。
また,ケーブル劣化の情報も多く,リケーブルできない形状から多くの不満も出ていました。私以外にもその使い勝手上の問題から買い換えをした方々が多数いたようです。
そんなIE800発売から5年を経過し,ついに二代目「IE800S」発表のニュースが飛び込んできました。
残念! 肝心の本体はほぼ手つかずか?
大いに期待して記事を読んでいったのですが,???
どうやら肝心の「本体」に関しては,大きな変更はなさそうなんですよね。
ハウジング本体の「フィニィッシュ」部分,つまり仕上げ部分の違いがあるのみで,心臓部といえるドライバーや,その「小さすぎる」本体の変更はなさそう。
つまり,音質や装着感という部分での大きな変更点はなさそうです。
変更となるのは,ケーブル,イヤピース等の付属品が中心…。
まあ,先代の時点で音質的には「最強」と言えるレベルでしたが,それにしても「全くの手つかず」とはこれいかに? これではマイナーチェンジともいえないのでは?
ひょっとして表には出ないレベルで音質の改良がなされているのか?
先代との詳しい比較レビューが出るのを待ちたいと思います。
これ,音質が変わらないのであれば,旧製品を安く購入できる状況があったら積極的に狙ってみるのも一つの手かもしれませんね。
IE80Sも登場!
そして同時に,激戦区である4万円レベルの雄,IE80もリニューアルされて「IE80S」となるようです。
「音質調整用のネジ」という独自の機能はそのままにリニューアル。こちらも,IE800S同様,実質的な大変更に関する記事はありませんが,今後のレビューに期待です。
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