大山鳴動して何も変わらず…
新型iPhoneが発表されました。
あっけないほどに予約が完了したことは昨日お知らせいたしました。
無事に予約が完了し,ほぼ当日の受け取りが可能だと思われますので,今後の関心事は,予算面のことと,iPhoneXSの性能・機能面のことになりますね。
今回は「予算面」のことを考えてみたいと思います。
今年度はここまで,総務省の横やりが何度も入り,一体どのような料金体系になるのか?と,かなりヤキモキさせられましたが,私が契約しているauに関しては,結局は昨年度と同等のようです。
キャリア側が「ど〜んと構えて」総務省をかわしたのか,それとも具体的な対応策が取れずに「無策故の」現状維持なのかは分かりませんが,想像していた以上に「無風」で,正直驚いたくらいです。
近年,毎年のようにプラン内容が変わっていたことを考えると,
「変わらなさすぎて気持ちが悪い」
くらいです。
ただ,SoftBankの「大容量を標準とするプラン」は,結局その容量が必要ない利用者にとっては,ただの値上がりでしかありません。
私はauの考えを支持します。
さて,新型iPhone発表から一夜明け,新聞もネット上の記事も,「高額」を前面に出した論調になっています。
???
本当にそうなのでしょか?
前述のSoftBank利用の場合はそうなるのでしょうが,基本的なシステムが変わらないauの場合はどうでしょう?
早速シミュレーションしてみました。
今年最後の「下取り」を考慮すると「安い」とも思える…
まずは私の現在の状況を…。
2年前のiPhone7を利用しており,iPhoneXS・64GBへの機種変更となります。
つまり,今回が初の「アップグレードプログラムEX」利用となり,今回だけはiPhone7の下取りを利用できます。
まあ,次の機種変からは利用できないわけで,この下取り分をどのように考えるのかということも,重要な要素となるでしょう。
では,今回のプランを整理してみると…。(値段は税抜表示)
・アップグレードプログラムEX利用(390円/月)
・auフラットプラン20G+スーパーカケホ(6,500円/月)
・auスマートバリュー(自宅au回線のため・-1,000円/月)
・スマホ応援割り(-1,000円/月・1年限定)
・iPhoneギガトクキャンペーン(-500円/月・1年限定)→今年度の新プラン
・テザリングオプション(500円/月)
という具合。
「高い高い」といわれているため,「ギガトクキャンペーン」という名目で割引を増やしてきたというところでしょう。
auのページでシミュレーションしたところ,以下のようになりました。
もちろん2年目からは1,500円の増となるわけで,実質はこれに「750円」をPlusすると2年間のフラットな利用料となります。
「8,658円」。悪くないんじゃないでしょうか?
これに今回だけ利用できる「下取り分」を考慮すると,恐らく実質「8,000円」を切る料金となるはずです。
AppleCareは,あまりに高すぎてパスです。
個人出入っている保険の「携行物保険特約」で10万円までなら修理可ということでしたので,今回はパス。
正直,これでずいぶんと楽になりました。
これでテザリングオプションが無料になると,ずいぶん違うのですが…
何とかなりませんか? auさん!
2年後以降の算段は?
問題は次回の買い換え時期である2年後以降ですね。
次回からは「下取り」が無くなるわけで,現行プランのままで考えると「8,658円」がそのまま実質利用料となります。
しかし,私はこれでも十分魅力的だと考えます。
以前の「7GBまで」などという中途半端な通信量ではなく,20GBまで使えるのです。私のようにスマホで動画を観るということをしない人間にとっては,結構余裕です。
しかも,5分間は通話無料。これ結構安心できます。
「昔は安かった」
という声もありますが,通信量は少なく,通話も有料…。それでいて6000円台中盤の料金でしたよね。
これが,大容量,通話無料分ありで,しかも端末は高級なものを利用できる。
そんなに高上がりですか?
私は「NO」だと思うのですが…?
心配なのは,auもSoftBankのように「大容量を標準化」するような暴挙にでることです。
やはり必要量はユーザーが選択できないといけません。「標準化」することで料金が据え置きだったら誰も文句は言わないでしょうが,それに応じて価格を上げてしまってはいけません。
また,恐らくこれからもお上からの余計な要望が降ってくることが予想されますので,何とか知恵を絞り,抵抗できる部分は抵抗しながら,「実質的な利用料」を現状のままで推移させてくれることを切に願います。
そうしないと,本格的に日本でもiPhone離れが進んでしまうかも…。
高齢化が加速度的に進む日本においては,過度な高料金化は,中・長期的に見るとアップルの首を絞めることに繋がると考えます。