あれあれ? 「Touch ID内蔵ディスプレー」はまだ先じゃなかったの?
先日の「トリプルレンズ」iPhoneのデザインには驚きました。
本当に「いきなり」の登場でしたし,あまりにそのデザインがセンセーショナルだったもので…。
この記事内にも書きましたが,私は,
「さすがにこのダサく,レンズ構成上で疑問が残るデザインでは出さないのでは…」
と考えているのですが,もしこのままで出るとすれば,よっぽど画質向上のための必然性があるからなのでしょうね。
いやいや,この「出っ張り」を許すくらいだったら,いっそ本体全体を厚くしろって話ですけど。その分バッテリーを大きくして,筐体をアルミにすることでなるべく筐体を軽くするようにしたらどうでしょう。
「薄さ」って,私の中での優先順位は相当に低い方ですので,なぜAppleが出残陰性を犠牲にしてまで薄さにこだわるのかがよく分かりません。
まあ,それは置いておいて…。
今回話題にしたいのは「Touch ID内蔵ディスプレー」についてです。
最近のリーク情報では,なぜか平然とこの「Touch ID内蔵ディスプレー」が2019iPhoneに搭載されるとさせることが多くなってしきました。突然に!
これ,私からすると違和感しかないのですが…。
果たしてそこまで急激に変われる?
まずは2019iPhoneを予想してみるに,
・トリプルレンズ搭載
・USB-C端子搭載
・ノッチ小型化
と,ここまでは誰しもが納得するところでしょう。
カメラ性能向上によって,マクロ撮影が可能になるとともに画質向上…。これまでは,その程度の「超マイナーチェンジモデル」として捉えられていたのが2019iPhoneでした。
5G対応という根本的な変更は2020年のままだとして,「Face ID+Touch ID内蔵ディスプレー」という認証システムの大幅変更が果たして2019年のタイミングで来るものでしょうか?
私は「無理なんじゃないかなあ…」
と思うのですが…。
その理由は,
・Android勢とは違い,あくまでも認証システムの主力を「Face ID」と捉えている
・新方式のTouchID内蔵ディスプレーを構想している
というAppleの考え方にあります。
間に合わないんじゃないかな?
2020年ビッグチェンジに合わせて…に1票
もちろん,以前からTouch ID内蔵ディスプレーとFace IDとを併用するという考えはありました。
しかし,本ブログでは繰り返し,
「AppleはFace IDを主要な認証システムと考えており,その精度はAndroid勢の追随を許さない」
「Face IDカメラを直視しなくてもいいように,またはマスク等で認識しなしときのために,Touch IDを補助的な位置づけで採用する」
というAppleの基本理念について書かせていただいています。
また,Touch ID内蔵ディスプレーの「新技術」や登場時期についても,以前記事にしています。
Android勢のような「センサー式指紋認証」ではなく,「複数の3Dカメラによる認証」という新技術で精度を上げようとするAppleですので,これから9月に間に合わせるのは無理があるのでは無いでしょうか?
この「3Dカメラ対応」による指紋認証が実現すれば,「画面のどこでも」指紋認証が可能になるとのこと。一気にAndroid勢の指紋認証を駆逐できるほどの技術だと考えます。
下の写真は,iPhoneXが登場する前に噂されたTouch ID内蔵ディスプレーのコンセプトです。この時点ではあくまでも「画面下部分のみの認識」と考えられていたことが分かりますね。
数段,技術のレベルを上げてきたということがよく分かります。
また,上記の記事のように「無印iPad」から搭載を開始するのであれば,やはり「来年の3月末発表のiPad→2020iPhone」という線が妥当かと…。
もしAppleが本当に2019iPhoneへのTouch ID内蔵ディスプレー採用を模索しているのであれば,それは「Appleの焦り」からなのでは…と心配になってしまいます。