SoftBankがiPhoneXRを10,800円値引き
「不人気」という言葉が定番化してしまっている今期のiPhone。
特に「主軸」として期待されながらその役割を果たせなかったXRに対する風当たりは強いものがあるようです。
また,iPhoneXS・Maxは正に「フラッグシップ」であるため,「値引き」等の各種キャンペーンを張るにはAppleとしては抵抗があるはず。
というわけで,これまでもApple独自の,またはキャリア独自の「キャンペーン割引」を,XRに対して行ってきました。
そして今回はSoftBankから,またしてもiPhoneXR限定の割引キャンペーンの発表がありました。
しかし…。
今回の「キャンペーン」は,これまでのauのようなものとはその性質が異なるようです。
「条件なし割引」のもつ意味
これまでの各種割引キャンペーンは,
「旧型iPhoneの下取りを行った場合に…」
という「条件付き」のものでした。
これですと,これまでの定番であった「2年ごとの更新」にあたる「iPhone7」を下取りに出した場合には適応外となるため,
「買い換えをせず,長期利用を考えていた層を切り崩す」
という意味合いが色濃いものだったはずです。
これまでのiPhone購入者層は,「2年ごとに新型のiPhoneを堪能したい」という考えをもっていたかと思いますが,高価格化,機能的な停滞に伴い,
「頻繁な買い換えをしなくても十分使える」
という思考形態に変化しつつあると思われます。
その「買い控え層」を狙ったこれまでのキャンペーンは,どうやら空振りに終わったようで…。
ついにSoftBankは,ごく通常の2年契約を行うすべてのユーザーに「10,800円引き」を提供することにしたようです。
一定の値引き対策が功を奏さないほどに不人気のiPhoneXS,XR。
これ,本格的にやばそうです。
さらなる値引きも当然あるでしょう
私は,今後さらなる値引きが行われる可能性が高いと考えます。
Android機の新製品ラッシュがこれから始まり,「パンチホール」「折りたたみ」などの最新キーワードか飛び交う中での「技術革新世代」のデバイスが続々登場するわけです。
その中で急速に「鮮度」を失っていく2018iPhone。
もう止まらないでしょう。
まずはiPhoneXRへの割引額増加キャンペーン。
それに続いてフラッグシップであるXS系にもその波が押し寄せるのではないかと予想します。
果たして,現状の「最新iPhone離れ」は,このような値引きで太刀打ちできるものなのでしょうか?
日本では旧型のiPhone8が馬鹿売れして,「iPhone人気」は健在のようですが,それにしても新型が売れていないわけです。また,全世界的に考えれば,iPhoneそのものからユーザーの視線が離れているように思えてなりません。
どうする,Apple?
どうなる,Apple?