iPhone11ProとPixel4の写真簡易比較
Googleの「Pixel4」が発表されました。
望遠レンズが増えてレンズが2眼になったことや,端末に直接手を触れないで簡易的な操作が可能となる「Soliレーダー」を搭載していることなどが注目点としてあげられているようです。
レンズに関しては,今はやりの「超広角」ではなく,望遠を選択してきたあたりにGoogleのこだわりを感じます。
「Pixel3」は単眼レンズではありましたが,優れたAI技術によって,多眼レンズ搭載機とも肩を並べるほどの評価を得ていました。特に,望遠レンズは非搭載ながらも,AIで画像情報を保管しながらズーム撮影を可能にした「超解像ズーム」は驚嘆に値しました。「ズームした方が画質がいい…」なんて,物理的におかしいですよね!
更に,2眼のiPhoneXSでも不可能だった「マクロ撮影」を見事にこなしたことは,私も大変うらやましく思ったものです。
その後継機たる「Pixel4」のカメラ性能やいかに…ということは誰しもが気になることのようで,「とりあえず」という形で,早速iPhone11ProとPixel4の基本的な画像比較を行ったことが記事になっています。
さて,その結果やいかに?
ホワイトバランスと露出に双方の特徴が表れる
この記事で紹介されている大元の記事がこちらです。iPhone11ProとPixel4の画像をじっくりと比較できるように表示されていますので,ご参考になさってください。
写真を見れば一目瞭然なのですが,特にホワイトバランスと露出の面で,双方の癖が如実に表れています。左がPixel4,右がiPhone11Pro。
端的に言えば,
iPhone11Proは「やや明るめに写り,僅かに青みが強い」,
Pixel4は「かなりアンダー傾向に写り,赤味がかなり強い」
と,私は判断しました。
恐らく,ぱっと見で好感がもたれるのはiPhone11Proの方だと思います。「くっきり,はっきり」という,スマホならではの簡単撮って出しで好まれるチューニングですね。
対してPixel4の方は,アンダー傾向が強く,「撮って出し」という部分では,一般のユーザーがかなり抵抗を感じるのではないでしょうか? この画像をプリントアウトするにしても,Web上にアップするにしても,私だったら明るくレタッチします。
また,「赤味がかなり強い」のも気になります。晴天時などは少々青みがかって見える方が自然ですし,見た目のくっきり感も上がります。赤が強いとどうしても「沈んだ印象」を与えるものです。
専門的な写真の質云々は別にして,スマホの写真であれば,やはり万人が好む写真が手軽に手に入ることが第一要因となるのではないでしょうか?
情報量自体が少ないので,これでPixel4の画質傾向を決めつけるわけにはいきませんが,この記事に紹介されている写真でいうのであれば,私はiPhone11Proを推します。
「プラスα」がどのように効いてくるか…
しかし,今回の撮影は特別な機能を使わない,単純比較です。
実際はこれに,更に性能アップしているであろう「超解像ズーム」,星空も撮れる「Night Sight」の他,未だiPhone11Proでは不十分な「マクロ撮影」などの「プラスα」が加味されて総合的な判断が下されることになりますね。
ようやくiPhone11Proで追いついたと思った部分が,一気に引き離されそうな予感もしますが,さあ結果はどうなるでしょうか?
今後の比較記事を楽しみに待ちたいところです!