ミンチー・クオ氏，どうしてくれる？
いやいや，ミンチー・クオ氏には散々振り回されました。
この春MacBookPro15インチを購入し，
「この時期に改訂されたのだったら，少なくても今年中の16インチデビューはないだろう…」
と考えたのもつかの間，ミンチー・クオ氏は一貫して「9月，10月の16インチデビュー」を唱えてきました。
クオ氏だけではなく，「すでに生産に入っている」という情報が8・9月に流れたり，「10月末の発売が決定的」という情報も出回るなど，「9・10月」の16インチ発売に向けて誰かがレールを敷きたがっているかのようなこの半年の動きでありました。
その10月を過ぎ…。
これまでは，「５月に新製品を買わせておいて，１０月に新製品投入はないだろう…」と考えてきた気持ちのも整理が付きました。また，「１６インチは新機種の追加であり，１５インチも来年までは併売される」との味方も強まり，現在は私の心中も穏やかです。
CPUは５月発売の１５インチモデルと変わらない…という情報もあり，もうしばらくは現在の１５インチで行く…という踏ん切りが付いたからかもしれません。
それにしても今回のミンチー・クオ氏の情報は罪つくりでした。
「１６インチ発売」の情報により，買いたいのに１５インチモデルをここまで買えなかった方々が多数いるはずです。
「買いたいときが買いどき！」
というAppleデバイスの考え方を，彼の情報が崩してしまった一面がある…と，何かすっきりとしない思いがあるのです。
まあ，それは置いておくとして…。
その１６インチ。MacOS Catalinaの以前のbeta版に１６インチMacのアイコンが隠れていたものの，次のbeta版内では消えてしまったという情報を以前お届けしました。
最近，この「beta版内のアイコン情報」はタイムリーですね。
AirPods ProのアイコンがやはりiOS内に隠れていたという情報があり，そのままAirPods Proは１０／３０に発売となりました。
ということはMacは…？
「発売延期」になったことは間違いない！
恐らくは，１０月末に発売予定となっていた１６インチの発売が，何らかの原因で延期になったのは間違いがないでしょう。
何も予定がないもののアイコンがOS内に姿を現すとは思えませんので。
では，どのような事情なのか？
原因として真っ先に頭に浮かぶのは，やはり「新型シザー式キーボード」ではないでしょうか？ Appleが１６インチ発売を急ぐ理由も，圧倒的に評判の悪いバタフライ式キーボードをなるべく早急にシザー式に置き換えたいから…と捉えることができます。
この「新型シザー式キーボード」，一時は「MacBookAirのマイナーチェンジ機に搭載されるかも…」という情報が流れたこともありました。それだけに，この部分で１６インチモデルの発売が延びているのであれば，構造上に何らかの問題が生じたという見方をすることもできますね。
その他の原因はなかなか思いつきません。
ディスプレイとキーボード以外は大きな変更はないとされていますので，問題そのものが生じづらいと考えます。技術的な問題以外から考えると，対中国の関税問題？ 12/15に 税金が上昇する前にできるだけ生産しておいてストックし，発売に備えている…というわけの分からない記事も出ていました。
「出荷」と「発売」の時期が大きくずれるなんて，これまでのAppleではなかなか考えられない事態です。もしこれが正しい情報で，「出荷は年内に可能な限り済ませておき，発売そのものは来春まで引き延ばす…」というのであれば，「新製品」とはいえなんだかフレッシュさに欠けることになってしまいそうです。
…そんなことが本当にあり得るんですかね？
いずれにせよ，Touch IDキーとエスケープキーが独立して配置される…という情報がリークされるあたり，すでにデザイン面も確定し，生産に移っているとしても全くおかしくない状態になっています。
果たしてその発売はいつになるのか…。
もしかすると１２月に駆け込み発売…なんてこともあるかもしれません。
