ついに「Comet Lake-H」が登場!
Intelは4月2日に,ハイエンドモバイルPC向けの「第10世代Coreプロセッサ」(開発コード名:Comet Lake)を発表しました。
「第10世代」というと,先日発売されたMacBook Airに搭載された「Ice Lake」が想起されます。こちらは省電力モデルということで,今回のハイエンドモデルとは異なるタイプなのですが,「Ice Lake」が相当にパワーアップしていましたので,今回の「Comet Lake-H」も相当期待できますね。
これで「モバイル向けComet Lake」はオールスターキャストが揃ったことになります。
後は「デスクトップ用」を待つのみ…ということで,今回は今後のMac展開について考えていきたいと思います。
「H」はMacBook Pro16インチ用?
モバイル用「Comet Lake」のラインナップを考えたときに,今回の「Hシリーズ」はMacBookPro16インチへの搭載が想定されているようです。
MacBookPro15インチ(2019)以降,最上位機種では「8Core16スレッド」のCPUが選択できるようになっていますが,今回の「Comet Lake-H」がどの程度のパフォーマンスアップを遂げているのか,気になるところですね。
なお,今後発表されることが予想されている「14インチ(13インチの後継モデル)」には「Comet Lake-U」タイプが搭載されることになるのでしょうか?
モバイル用とされるチップの中でも,上手に棲み分けが行われることが予想されます。
そして…。
以前から登場を待ちわび,最近になって「2020年後半の登場」という噂が報じられた「iMac」に関しては,4月末にも登場が予想されている「Comet Lake-Sシリーズ」が搭載されるでしょう。
こちらの最上位モデルは「10Core20スレッド」という構造になっているようですので,期待が高まっています。予想以上に登場がずれ込む可能性が浮上し,先日はそれと合わせて「フルモデルチェンジを期待したい!」という記事を書きました。
また,冒頭で紹介した記事では,以下のように今後の展望を予想しています。
今後のタイムテーブルは?
さて,ここから肝心な今後のタイムテーブルを予想していきましょう。
先日,新型「MacBook Pro14インチ」がWWDCに併せて登場するという情報が流れました。出ると噂されいてた3月に登場しなかった時点で,数ヶ月予定がずれ込んだとしても許容範囲でしょう。
となると,気になるのは,「16インチモデルへのComet Lakeの搭載時期」です。
すでに「Hシリーズ」が登場したことで,やる気になればいつでもリリースは可能になっているのですが,新型iPhoneの生産やコロナの影響を考えると,さすがに様々な新製品を同時期に生産することには限界があるのかもしれません。
ということは,
「WWDC2020で14インチと16インチの同時投入」
もあり得るのではないか…と考えます。
しかし,そうなると15・16インチモデルに関しては「1年間強で3回のモデルチェンジ」ということになり,テンションが下がる展開です。
以前の記事にも書きましたが,「欲しいときが買い時」というAppleデバイスの考え方は崩して欲しくありません。
さらに,iMac。
本当であればなるべく早く登場してもらいたいのですが,近いと言われるデザインの全面刷新を含めたフルモデルチェンジのことを考えると,
「短期間でモデルチェンジを繰り返すよりだったら,次モデルで一気にフルモデルチェンジへと歩を進めてもらいたい」
と考えます。
そのためだったら「2020年後半」までも待ちますし,「2021年春」というスケジュールでも「可」です。そうなると丸2年の間隔が空くことになりますが,MacBookPro15インチ→16インチまでの間隔が僅か「半年」だったことを考えると,2年間という期間も許せるというもの…。
というわけで,以下のような予想はいかがでしょうか?
・2020年6月→WWDCの時期に「MacBookPro14インチ」「16インチ」
(16インチは後半にずれ込む可能性があるかも…)
・2020年後半(10月以降)→iMac,iMac Pro
(iPhone12等の事情によっては2021年にずれ込むことがある? あるいは,iMac Proを「ゲーミングMac」と位置付けるために,通常のiMacと販売時期をずらすこともあり得る?)
さて,実際はどうなりますことやら…。
…と書いた時点で,例のプロッサー氏が「来月にも13インチProが登場」という爆弾を投下しています。
これについては明日のブログで…。